七時雨山

2010年5月30日 七時雨山、単独

いつの日か登ってみたいと思っていた山、それが七時雨山だ
1日に7回も時雨れることからそう呼ばれているらしい
昨日、八甲田山からの帰りに宿泊した安比高原のペンション”むってぃ”で朝食を食べ、朝9時過ぎにのんびりと田代平高原へと向かった。安比高原からは僅か40分ほどで着いた山麓には、東側には田代平高原、西側には七時雨の広大な放牧地となっており、牧歌的な素晴らしい景色が広がっていた
今日は名前とは裏腹に最高の天気に恵まれて終始素晴らしい景色を堪能しながら、のんびりした登山が出来た

127545500080316101571_DSCF5274

田代平駐車場10:00(620m)~三合目~北峰(1060m)11:30~南峰(1063m)11:50~北峰12:30~駐車場13:30~七時雨山荘/鉱泉

127545499252316101580_DSCF5275
田代平高原の駐車場に車を止めて放牧地の柵を越え、なだらかな丘にどこまでも続く緑の草原の中を歩き始めた。
127545497257516310341_DSCF5280 127545495283716425250_DSCF5290 127545494264316101409_DSCF5291
まだ花の時期には早いようだが、ところどころに可愛い花が咲き、春の優しい風が頬をなでる様に吹いている
127545496275116309986_DSCF5287
広い草原にポツポツと大きな木が立っている
127545493344416425250_DSCF5293

127545492357616131497_DSCF5294

127545491400516310395_DSCF5295
田代平方向を振り返る
127545487623016309986_DSCF5300
道がはっきりとしないまま草原をのんびり歩いていくと
やがて2つ目の柵が現れ、そこを過ぎるとミズナラの林があった
ここに七時雨山登山口の標識が立っており、歩き始めは薄暗い山道だが直ぐに明るいブナの林に変わってきた
127545480714916101409_DSCF5305
大きなブナの木
春の日差しがブナの葉を通して降り注ぎ、そよ風がブナの葉を揺らす音が何とも心地がいい
暫く登ると5合目の標識が現れ、すぐに6合目の標識が見える
127545479889616309986_DSCF5306
7合目で休憩、この辺りからは平坦な道になった
127545479145816101023_DSCF5308
その後急な登りを経て9合目までくると見晴らしも良くなり
鞍部を通って頂上まであと一息だ
この辺りで年配4人のグループに追いついた、挨拶を交わすと秋田県から来たとの事
毎回、山頂でゆっくりお昼を食べるのが楽しみなのだそうだ
127545478418616310395_DSCF5312
北峰の頂上には南峰から戻ってきた方が1人だけ休んでいて、私も小休止する
127545477569716311546_DSCF5319
ここから小さなコルを経て10分程度で南峰に到着するそうだ
天気もいいし、南峰からの景色に期待して早々に出発した
127545473437016216751_DSCF5331
南峰の頂上に到着すると、そこには素晴らしい景色が待っていた
127545475804016425437_DSCF5323
南には私の好きな岩手山や八幡平に続く峰々が、北側には遠く八甲田山、岩木山まで見通せた
127545474908016425437_DSCF5325
東の平野に綺麗な裾野を持ったピークは姫神山だと、地元の人が教えてくれた
私は暫く疲れた足を投げ出し、景色を楽しんだり、地元の登山者と話をしたりして過ごした
だんだん人が多くなった頃、来た道を忠実に戻る。北峰に着くと、さっきの年配グループが盛大にお昼を
広げて楽しんでいる、、運び上げた食材だけでなく、登る道すがら採った蕨や細い筍を味噌汁にして食べていた
単独の私が真似ても楽しくは無いだろうが、、何とも羨ましい山の楽しみ方だ

名残惜しい景色を後に北峰を下ると、今度は20代と思しきうら若き女性3人組みと遭遇した
彼女たちは竹薮に頭を突っ込んだり藪漕ぎしたりしている、、訳を聞くと若い筍を採っているらしい
やっぱり頂上で食べるのだそうだ
東北の登山者は年齢とかに関係なく、皆こうやって楽しんでいるのだろうか?
その後、自分も筍や蕨を採りながら下山することに
127545472609816131497_DSCF5339
そうすると、登る時には気がつかなかった花が不思議と沢山みつかる
127545471692216100487_DSCF5344 127545470192216215115_DSCF5349 127545469414516425250_DSCF5351

127545467598516425437_DSCF5358

127545466881816101404_DSCF5361
麓近くまで下ると、地元の方が籠を背負って蕨を摘んでいた
こんな量を何にして食べるのかと聞くと、塩漬けにして保存食にするらしい
本当なら1時間ほどで籠が一杯になるらしいが、今年は少ないと言っていた
127545466051116425090_DSCF5362
七時雨山荘に立ち寄り、鉱泉に浸かって疲れを癒して帰途につく
127545464969916101023_DSCF5369
帰り道の途中、八幡平市辺りに来ると岩手山が眼前に大きく迫ってくる
岩手山に登った時も直ぐ下に町が見え、物凄い高度感に感動したが、下から見た岩手山の大きさも迫力がある
盛んに写真を撮ってみるが、どれも実物には到底かなわなかった

自宅に帰り、七時雨の景色や東北の峰々の事を思い出しながら山で採った山菜を食べる
今度は山の上で山の幸を食べてみたいと思った

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

前の記事

八甲田山大岳