冬晴れの赤城山(黒檜山)

2017年1月26日 冬晴れの赤城山(黒檜山)

 

新雪の急坂を登って行くと、冬晴れの空に輝く赤城山(黒檜山)の山頂が見えた

山友のI君から冬の晴れ間をついて雪の山で遊ぼうとお誘いがあり早速出かけてみた。
I君は10日ほど前から今日が稀に見る晴天日になると予測して休暇を取得していた。
私もずっと天気予報を見ていたが結局最後まで変わる事も無く正に予報通りの冬晴れとなったのだ。
大好きな雪景色の中、山頂からは上信越や北関東の山々を始めとして南側の富士山や八ヶ岳などの山々など360度の展望も素晴らしく、久しぶりに楽しい雪山を楽しむ事ができた。

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冷え込んだ早朝、何時もの様に圏央道から関越道へと入り次第に白く輝く山の姿が見え始めると、次第に今日と言う日の素晴らしい山行への期待が高まってきた。

高速を降りて県道4号線を登り始めると路面は次第に凍った危い雪道になった。周囲は綺麗な雪景色に変わり、逸る気持ちを押さえてゆっくり慎重に走らざるを得ない。

それでも何とか大沼に着くと、湖面は完全に凍結して真っ白になっていた。

大沼の湖面には幾つものワカサギ釣りのテントが並んでいた。

I君の到着を待つ間、歩いて湖の中を歩いて行くと真っ白な黒檜山が見えた。

I君が到着、早速準備をして出発する。

今回、I君が新調したワカンを使ってみるという事なので私もザックにワカンを着けていく事にした。

駐車場近くにある黒檜山登山口でアイゼンを付けて出発した。

新雪だが既にしっかりした踏み後が付いていて歩き易い。

暫く急登が続き、一旦緩やかになったところで小休止。気持ちがいい林が続く。

上を見上げると青空の中に雪と白樺の白さが際立って美しかった。

真っ青な空と真っ白な雪のコントラスト、私が最も大好きな景色だ。

登山道から上を覗くと白い木々の間から青い空に輝く黒檜山の山頂が見えた。

雪庇の向こう側には黒檜山から南の駒ケ岳方面へと続く稜線が見える。

眼下には凍った大沼が、そしてその向こう側の地蔵岳と長七郎山との間の遠方には富士山が見えている。

残念ながら富士山の姿は写真には写らなかったようだ。

黒檜山山頂に到着。

早速2分程先にある展望台へ行ってみる事にした。

展望台に着くと、沼田の市街地の向こう側に真っ白な雪を頂く谷川岳や武尊山方面の山々が目に入ってきて素晴らしかった。

昨年登った武尊山、堂々とした山容は本当に美しくて大好きな山だ。

真っ白になった谷川連峰の姿もこれまた美しい。

東側へと目を転じると、中央に白く輝く日光白根山が、やや右側に屏風の様に聳えるのは皇海山だろうか。

中央部でやや雲がかかっているが至仏山と燧ケ岳も見える。

南西には煙たなびく浅間山や遠方には八ヶ岳の姿も見えた。

山頂付近の木々にはややポッテリした少し湿った雪が着いていた。

山頂付近の雪面にはウサギの足跡がくっきり。

最初は駒ケ岳方面へ縦走しようと思っていたが、長く歩くよりこの素晴らしい展望をずっと見ていたかった。

山頂は風邪も無くて日差しもあるので暖かく、随分長い時間過ごす事が出来た。

その間、数人の登山者とすれ違ったが平日だけあって人も少ない。

下りも私はアイゼンで通したがI君はワカンで下る事にした。

私は踏み後から外れるとずぼっと腿まで潜ってしまうが、I君は時折新雪の上を歩いてワカンの感触を楽しんでいる。

帰りはあっという間に登山口まで降りてしまった。

途中、高校生位の軽装の若い女性と山慣れした感じの父親と思われる二人ずれとすれ違った。

こんな恵まれた日なら比較的簡単に登れる赤城山は、親子での楽しい雪山登山には絶好の山かも知れない。

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