2017年6月3日 丹沢最高峰に咲くシロヤシオを求めて(蛭ヶ岳)

蛭ヶ岳山頂付近で咲いていたシロヤシオ

S脇君に今年も丹沢にシロヤシオを見に行こうとお誘いがあったのだが、例年見頃になる5月末の日程調整がつかずとうとう6月に入ってしまった。
この花の適時は短いから半分諦めの気分で登ってみたところ、案の定途中の尾根道には沢山の白い花が落ちていた。
ところが山頂付近に差し掛かると、、何とシロヤシオが満開で出迎えてくれたのだった。
どうやら今年の開花はかなり遅れていたらしい。

山では良くある話だが、こんな誤算も嬉しいハプニングである。
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蛭ヶ岳へはもう何度も登っているので、S脇君の提案で今回は白馬尾根を登って市原新道を下るマイナールートを取った。
実は以前、今回とは逆の市原新道を登って白馬尾根を下ったことがあり、二人ともこのコースの素晴らしさを実感していたのである。
だからこの提案に反対の理由は無く、即決となった。

但し、私は5月連休以降、ヒルが多い東丹沢へは登らないと決めていたので、ちょっと躊躇したのは否めない。
それでも意を決して登る覚悟を決めたのは、蛭ヶ岳のシロヤシオを一度見てみたいと思ったからである。
対策として、普段は付けないスパッツを履いて、更に塩水をたっぷりかけて出かけたのだった。


早戸川林道の終点に駐車して歩き始めた。


暫く登ると造林小屋の廃屋が見えた。


暫くは気持ちがいい林のトラバースが続く。


何時もの渡渉が始まる。この橋は何度も流されているが新しく新設されていた。


この辺りは流れが綺麗で、暑い夏日には水浴びに最適だが、ヒルにはご用心。


渡渉を繰り返して雷平へ出た。早戸大滝と雷滝への分岐を直進すると白馬尾根へと入る。
この道の始めは素晴らしい自然林が続く。


暫く登って行くと開けた尾根へと出た。南側には丹沢三峰が見えた。


ずっと遠くには相模原方面の町が見える。
残念な事に、この素晴らしい尾根には沢山の鹿柵が建てられていた。

昔訪れた時、この広い尾根でS脇君が思わず寝転んで昼寝を始めようとした事が思い出された。
それほど広く開けて気持ちがいい場所だったのである。
今は柵が林立して風情も感じられない尾根になってしまった。


更に登ると、既にシロヤシオの木が沢山みられたが残念ながら殆どが落ちていて終盤を過ぎた様子である。
蛭ヶ岳周辺の定番となる風景となったブナとコバイケイソウの林を進むと、表尾根の登山道はもう直ぐそこだ。

しかし、尾根道へ出てみると驚いた。

何とシロヤシオが満開で咲いていたのである。
真っ白い可憐な花と茶色に縁どられた葉が美しい。
私がヒルを恐れながらも登ってきたのは、唯一これが見たいからだった!


そのシロヤシオの花の先には名峰蛭ヶ岳の姿が見えた。


青い空と重なると、この可憐な美しい花は更に魅力的に見えた。


稜線からは南アルプスがクッキリ見えた。北岳、間ノ岳、農鳥岳の形も良く分かる。


ミツバツツジの咲く尾根道の先には、蛭ヶ岳山荘も見える。


山中湖の上には富士山も顔を出してくれた。


こちらはミツバツツジ。


久しぶりなので定番の鬼が岩から見た蛭ヶ岳を撮ってみた。


やはり紅白揃って咲いてくれるとお互いの色が引き立って華やかに感じられる。


景色に見惚れながら歩くS脇君。


蛭ヶ岳に着いた。


早速お昼にする。S脇君の今日のラーメンはあんかけラーメンだ。


唯一登っていない南側のマイナールート、何時か日が長い時にチャレンジしてみよう。


こちらは宮ヶ瀬湖方面。


お昼だけあって、ベンチは登山者で満杯となった。


下山は、蛭ヶ岳山荘の北東側へと進んで市原新道へ入る。


ここでもシロヤシオがひっそりと咲いていた。


暫く鹿の柵を避けて進むうちに、下山尾根を見誤ってしまった様だ。
随分東側へと下ってしまったらしいので、西側へと大きくトラバースを繰り返して漸く市原新道らしい道へと戻る事が出来た。


30分程ロスしたが漸く雷滝の上部に着いた。


雷滝は以前来た時よりは水量が少なく思われたが、それでもダイナミックな素晴らしい滝である。


朝通過した橋を渡ると林道はもう直ぐだ。


早戸川林道に到着。

今日は天気も良く、稜線からの展望も素晴らしかった。
何よりも蛭ヶ岳の山頂付近のシロヤシオの咲きっぷりは素晴らしく、有名な檜洞丸のシロヤシオにも見劣りしないという事が分かった。
又、私にとって懸念事項だったヒルの攻撃にも合わずに下山出来た事はとても幸いだった。

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<今回のルートと標高データ>

早戸川林道終点(7:45)→雷平分岐(9:05)→稜線登山道合流(11:20)→蛭ヶ岳(12:00-13:10)→雷滝(15:40)→雷平分岐(16:10)→早戸川林道終点(17:00)