廻り目平キャンプ場でクライミングのトレーニング

2017年6月9日-10日 廻り目平キャンプ場でクライミングのトレーニング

廻り目平キャンプ場の周辺にはクライミングに適した岩場が沢山あってトレーニングには最適な場所だ!

梅雨に入る前に山へ行こうとI君と相談していた。
冬の間、お互いクライミングの道具を用意して机上トレーニングや部屋でロープワークの練習をしてきたので、クライミングのメッカである廻り目平で実地トレーニングをしようという事になった。
我々は今更ロッククライミングを始めるわけでもないが、その技術の一部を習得してより安全にルートを走破出来る様に訓練しようと考えている。

今回のトレーニングの目的は、垂直降下とスタカットクライミングの理解を増す為に支点作成や基本のロープワークなどを実地訓練する事。
何時もの事ながら、始めは岩の上に立った時の恐怖感があるし、常に確保がない状態を作らない様にするのも集中力が必要だ。

それでも毎回、岩を登ったり降りたりする事がこんなに楽しいものだという事に気づかされるのである。

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当日は各自別々に走り、廻り目平キャンプ場で集合した。

キャンプ場に着くとまだ空いていて、切り立った岩場の上には青空が広がっている。

早速、キャンプ場の一角にテントを張った。

近くの岩場を探し回ると、直ぐに丁度いい大きさの岩が見つかった。

トップへ登ってみたら意外に高さがあって恐怖心を感じる。

まずはトップロープで垂直降下の訓練を始める。I君も上から覗いてみる。

バックアップを取り、まず私が垂直降下を始める。

踏み出してしまえばもう覚悟が決まる。

不格好ながら、何とか降下出来た。

二人で垂直降下やビレイ、ロープの結び方などの初歩的な訓練を繰り返し行った。

同じ岩でこちらは本格的なクライミングの練習をしていたベテランと思われるペア。

見ているだけでも勉強になった。

本日の訓練を終えて、一杯やろうと小屋のベランダへ。

目の前には大きな岩場があって、気が付くと垂直の壁に何人か取り付いていた。

何という所を登っているのか?落ち着いて見ていられない。

テント場に帰って、のんびり夕食&今日の反省会をした。

翌日は、朝から山へ入ってスタカットの訓練を実施した。

勿論、垂直の岩場では訓練できないのでアプローチの途中の斜面で行う。

周辺の山はこんな感じで、急斜面を登っていくと必ず垂直の岩に行きあたる。

適度な岩場を見つけてはスタカットで確保を切らさずに登る訓練が出来た。

訓練を終えて下るI君。

遠くに金峰山が見える。

昨日の驚きの岩場には今日も多くの人が岩に取り付いていた。

凄い根性で登り切り、垂直降下し始めた。

この女性はこの場で暫く停滞していたが、最後は登り切った。

我々はとてもこの様なクライミングは出来ないが、安全に登る為の工夫や技術は見習うべきものがあると痛感した。

一般的な岩礁地帯の登山道でもちょっとした気の緩みで危険となる場所が沢山ある。ましてやバリエーションルートなどではこの様なクライミングの経験と知識が必須となるだろう。まだまだ課題が多い我々だが、少しでも安全に登山できるように頑張ろうと思う。

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