九州一人旅 その6(湯布院温泉と由布岳)

 

険しい岩を登って辿り着いた由布岳の稜線からはミヤマキリシマの群落の向こうに湯布院温泉の街並みが良く見えた。

九重の山々で沢山のミヤマキリシマの大群落を見たり法華院温泉の温泉に入ってすっかり九重の登山を楽しんだ後、長者原から一路向かったのは湯布院温泉郷。

九州一人旅最後の宿泊はここの秀峰館という宿になった。この宿を選んだ条件の一つはお風呂から由布岳が見える事。有名な温泉郷なので何処も値段は高めな気がするが食事はその分、海の幸や豊後牛など九州特産のとても美味しいものばかりで満足度は高かった。

翌日、晴れ渡った青空に聳える由布岳に登ってみると、途中で出会った地元のおじちゃんと意気投合。一緒に色々な登山談義をしつつ、想像以上の険しい岩場が連続する御鉢めぐりを楽しく歩く事が出来て有意義な山歩きとなったのだった。

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湯布院温泉の宿に着くと、目の前に凛々しい姿の由布岳が見えて嬉しかった。

手元で豊後牛を焼き色々なタレで食べてみる。すこぶる美味しい。九州は魚も美味しいが何と言っても肉が抜群に美味しく感じられた。

翌日、車で20分程走ると登山口に着いた。登山口から見えた由布岳は緑に覆われたなだらかな美しい山に見えた。

登り始めると新緑の木々の間から木漏れ日が差して気持ちがいい。

途中、ここでもミヤマキリシマの花が見られた。こうなると今の時期は九州全体がミヤマキリシマばかりと言えそうである。

見晴らしのいい場所から下を見ると帯状に咲いたミヤマキリシマの向こうに湯布院温泉の街並みが良く見えた。

やがてマタエというコルに出ると道が左右に分かれていて一気に険しさが増した。ここはカルデラ状の輪の一番低くなったところらしい。

ここで地元のおじちゃんと出会った。毎週由布岳へ上り詰めていて、何と今日で410回目だという!

このおじちゃんがガイドをしてくれる事になり早速この急登を登り始めた。

この鎖場、足元が切れ落ちていて高度感抜群。とてもスリリングで面白かった。

振り返ると右下の踊り場がさっき居たマタエ。その向こう側の急な尾根が御鉢の反対側となっている。

何しろ高度感があって下の景色も素晴らしい。

最初に現れたピークは由布岳西峰。

ここで初めて北側が見えた。別府方面に伸びる鶴見岳から硫黄山、そしてその向こうに別府湾が見えた。

西峰を過ぎるとお釜の外輪で丁度マタエの反対側の部分は大きくえぐれていて一旦急降下する様だ。

急降下が始まる辺りにはミヤマキリシマの群落が広がっていてとても綺麗だった。

お釜の反対側に聳えているのは東峰。お釜の東西のピークが際立って高い為、遠くから見ると双耳峰の様に見えていたのだと分かる。

急降下した後は、両側が切れた遅い尾根、所謂キレット状になっていて、ちょっとスリルがある。

キレットを渡って振り返ると高低差や細尾根の形が良く分かった。

急な尾根を登り切ると東峰に着いた。こちら側からは南側の阿蘇や九重が見渡せた。

ここからの展望は素晴らしく、遠くは長崎の雲仙や豊後水道まで遠望できた。

 

そして東峰からマタエに帰着、ここから登山口へと下山を開始。

こちらのピークは飯盛ヶ城、凄く綺麗な緑一色の山だった。

遂に登山口へと帰り着く。ここでガイドをかってくれたおじちゃんとお別れとなった。

下山後、大分空港へと向かう途中で山頂から見えていた噴煙に誘われて塚原温泉に寄って汗を流した。平日の日中という事もあって誰も居ない硫黄の匂いがする露天風呂はとても気持ちが良かった。

これで今回の九州一人旅は完結した。南の鹿児島から大分まで、5泊6日で回った山は開聞岳、韓国岳、祖母山、九重山、由布岳だった。どの山も個性的で素晴らしく、思い出に残る山旅を満喫出来た事に感謝したい。

そして九州には阿蘇山を始め島原の雲仙などまだ知らない山も多数あるので近いうちに再度訪れたいと思う。

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