ちょっと気になるピアニスト 上原ひろみ
ちょっと気になるピアニスト 上原ひろみ
上原ひろみ(p)
Anthony Jackson(b)
Simon Phillips(ds)
関東も早々と梅雨に入ったところで
ちょっと一息
今日は音楽のおはなしです
最近 ちょっと気になるミュージシャン
それは、ピアニスト「上原ひろみ」
彼女の演奏との出会いは
娘から借りたCDからウォークマンに落として聞いた「Another Mind」というアルバム
単なるピアニストとしてではなく作曲、編曲、アレンジも全て自分でこなしている
いつの間にか聞き入っている内に他のアルバムも聞いて見たくなり
それで買ったのが 冒頭の写真にある 「VOICE」 だ
グラミー賞を取ったというスタンリークラークトリオでのCDもあったけど
ベースがアンソニージャクソンと書かれていたので迷わずVOICEをチョイスした
しかもドラムはサイモンフィリップスという強力なトリオだ
上原ひろみのスピード感のあるパワフルな演奏は、「Another Mind」より更に洗練された感じで
アンソニーのベースとも抜群のコンビネーションではないだろうか
元々、ジャズという範疇に収まらない豊かな音楽センスを感じる上原ひろみの演奏だが
このアルバムでは僕の好きなソナタが見事なタッチでジャズと融合してしまったり
ちょっと懐かしいロックの雰囲気も醸し出していたり・・・・
ともかく、これらの2つのアルバムで彼女のピアノの虜になってしまった
こうなると、もっと別のアルバムも聞いてみたくなるのが人情
今度は、2007年に録音されたチックコリアと競演したアルバム 「Duet」 を聞いてみた
彼女が17歳のアマチュアの頃、演奏を聞いたチックコリアが驚いて
急遽自分のコンサートに呼んで競演を果たしたのだそうだが
その後プロとしてデビューした上原ひろみと共に実現したライブCDがこの「Duet」
昔からピアノが大好きなので、持っているレコードやCDもピアノのアルバムが多いのだが
最初から最後まで息を呑むような二人の駆け引きは聞き応え十分
間違いなくベストアルバムの一つとなるだろう
「Another Mind」では6人構成のバンド、「Voice」ではトリオ、「Duet」はデュオと
だんだん少人数での演奏を聴いてきたわけだが
今度はソロを聞きたくなった
5月29日に放映された番組では
世界中を回って演奏活動をしている様子が放映されていた
日本から生まれた類まれな素晴らしい才能だと思う
しばらくは彼女のピアノから目が離せそうもない