薬師岳登山

薬師峠にテントを張って、その足で薬師岳へと向かった。薬師小屋を過ぎて急登をこなすと山頂を示す標柱がひっそりと立っていた。

2011年夏に折立から黒部五郎岳、高天原高原、雲ノ平を周回するテント縦走(黒部源流を巡る旅(その1))をした時、終始その雄大な姿を見せていた薬師岳だったが、何時か登ろうと思いながら遂に10年の月日が経ってしまった。あの頃に比べたら随分体力が落ちてしまったが、今年こそどうしても登りたいと思い出かけてみた。

折立までは、前回は確か深夜バスを利用したと思ったが今回は車で折立駐車場まで行き、車中泊した翌日から太郎平小屋を経て薬師峠にテントを張って薬師岳へ登頂、翌日下山とした。山頂付近は雲が多く、残念ながら展望は無かったが途中では槍ヶ岳を始め黒部五郎方面から雲ノ平など北アルプスの深部の山々が展望出来て楽しめた。

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折立での車中泊の翌日、快晴の中登り始めると薬師岳が遠望出来た。

北側には立山、剱岳方面の山々が連なって見えた。

急登を暫く進むと眼下には有峰湖が見え始めた。

遠くには白山も遠望出来た。

北西の方角には富山の街並みと富山湾が見える。

やがて前回宿泊した太郎平小屋を過ぎて振り返ると小屋と太郎山が見えた。

更に南側には前回歩いた黒部五郎方面の山並みと槍ヶ岳の穂先が遠望出来た。

中央にどっしりとした姿の雲ノ平とその向こうに見えるのは祖父岳と水晶岳だろうか。

北アルプス源流の山々を眺めながら進むと峠のテント場が見え始めた。

ガラガラのテント場の好位置にテントを張った。

テントを張り終えて薬師岳を目指す。この辺りからは槍ヶ岳が良く見えたが既に雲が立ち始めていた。

薬師岳の美しいカール。残念ながら上部は雲に覆われている。

しかしまだまだ雄大で綺麗な景色に見惚れながら歩いた。

真っ赤に染まったウラシマツツジ。

軽い荷物とはいえかなりの急登を登ってくると漸く前方に薬師小屋が見えた。

小屋を過ぎてガレた登りをこなすと先程とは反対側の荒涼としたカールが見えた。

そして遂に念願の薬師岳山頂に到着した。山頂は雲に覆われて展望は無く人も居なかったが長い間の希望が叶ったので嬉しかった。

展望も無いので暫くして下山を開始した。

登頂出来た喜びを感じながら降り始めると、先程より小屋が良く見えている。

振り返ると薬師岳方面にも晴れ間が。もう少し粘れば良かったが仕方がない。

お腹が空いてきたので小屋でラーメンを頼んでみた。コロナの為、外のベンチで食べる様になっている。

山で食べるラーメンは何て美味しいんだろう!!

帰りには雲が晴れて景色もいい。早くテントに戻ってビールを飲みたかった。

この辺りの山はおおらかな感じでちょっと東北の山の景色を思わせる。

何度も振り返る。薬師岳の魅力は何と言ってもカールの美しさではないだろうか。

紅葉は疎らだったが時折綺麗なモミジが目を楽しませてくれる。

チングルマの穂。

枯れた木々が八ヶ岳の風景を思い出させる。

草紅葉の間に伸びた一筋の登山道が綺麗だった。

テント場に戻ると結構テントが増えていた。しかしまだガラガラだ。

背後は紅葉の山が迫っていて風を防いできれそうだ。

夕方になると太郎平小屋からビールなどを出張販売してくれた。このテント場はトイレも豊富な水量の水場も近くにあり非常に便利だ。

ビールを飲んで一休みすると何時もの様にコーヒーを入れたりしてのんびり過ごす。

夕方、綺麗な夕焼けが見られた。

翌朝も天気は上々、このまま下山するのはちょっと惜しいがここから何処に行くにしても長丁場になるので素直に下山する事にした。

今日の方がやや雲が多いのに山頂はクッキリ見えている。

この景色を見ていると、もう一度あの黒部源流を巡る旅をやってみたい誘惑にかられた。

まだ歩き通す事が出来るだろうか。

この小屋ももう一度泊まってみたい小屋である。

今日は剱岳もクッキリ見通せた。

下山は早く、あっという間に登山口へ到着。

駐車場は満車で路肩にまで溢れていた。

来るときは上高地方面からの道を走ったが帰りは一旦新潟方面へ走り、関越方面への高速ルートで帰る事にした。

結果、往路より距離は長くなったが1時間程早く帰る事が出来た。但し、今後の為に料金がかなり高くついた事を記しておこう。

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