韓国(ソウル)の旅 (後編)

2010年8月1-3日 韓国(ソウル)の旅 (後編) 同行者:細君

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昔の韓国にタイムスリップ

景福宮(キョンボックン)からの帰り道、東に向かって歩いた
韓屋と言われる韓国の昔ながらの建物が残る北村(ブクチョン)と言う町に寄ってみたかったからだ
でもその前に、ちょっとお腹が空いたので更に寄り道をしようという事になった

北村の南側、地下鉄の安国駅の方向に行くと賑やかな通りがあった
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ここには道の両側にお店が並んでいて韓国の旅行者も大勢歩いている
小さな店は骨董や民芸品、陶芸品、お土産からお菓子屋さんと、ありとあらゆる種類のお店が連なっていて
一つ一つ入っていたら何時間もかかることだろう

私たちは時々お店の中に入って品物を見たり、お土産品の値段を聞いたりしながらのんびり歩いた
途中、小さな画廊を見つけると、画が好きな細君は画廊で何やら探し始める
年を取った店主に自分の好みの画が無いか聞くと、一生懸命探してくれて
何枚かの候補から、韓国の昔の結婚式の様子を描いた画を購入した
綺麗な色の昔の衣装を着た人たちが新郎新婦を取り囲んでいる絵柄だ
いかにも韓国らしい、ほのぼのとした感じの横長の画が事の外気に入った様だ
この画は大切に持ち帰って、今は家の居間に飾ってある

そんな事をしている内にかなりお腹が減ってしまったので
また美味しい店を探索しようと言う事になった
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少し裏道に入ってみたら、、昔の韓国にタイムスリップしたみたいだ
ところどころ漢字が混じっているのが興味深い、、暫く裏道を探索して回った
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狭い道に立ち並んでいる中で、何となく気に入って入ったレストラン
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中を覗くと昔の電話が見えた

店の中の造作も落ち着いた、とってもレトロでいい雰囲気の店だった
この店で食べたのは、これだ!
日本で食べてたものとはまったく違う、何とも言えない美味しさにびっくり
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冷麺
ちょっと酸っぱくて、辛い、でも甘さも少し、麺は冷たくてツルッとして喉越しがいい
何の出汁だか分らないがとても美味しい味、、やっぱり文章では表現不可能だなぁ~
地元の人が同じものを食べていたが、何かを付けている様子 ??

結局何だかは分らなかったがきっと食べ方があるのかも知れない
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チジミ
こちらもモチッとしてて、韮が香ばしくて何とも言えなかった~

お腹が満たされたところで、今度は本当に北村の町に向かうことに
ガイドブックによれば、
ここは世界遺産の昌徳宮と景福宮の間にある町で、
両宮殿から近いため朝鮮時代の高級官僚が沢山住んでいたと言われ、
韓国の伝統家屋が多く残っている昔情緒あふれる場所だ

しかし、あんまり暑いので坂道をショートカットしようとしたのが間違いだった
何と、袋小路になっている広大な図書館の敷地に迷い込んでしまったのだ
図書館でトイレを借りてから気を取り直して元の場所から登り直した
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統一感のあるデザインが印象的な古い建てやがズラッと並んでいる
まさに坂の上の閑静な高級住宅地といった感じで風情あるところだ
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下の方には近代的なソウルの町が見下ろせた、、きっと夜景が綺麗だろうなぁ
こちらにも韓国人の観光客も多くて、きっと国内でも有名な観光地なんだと思う

韓屋を改装したと思われるカフェやギャラリー、ブティックやアクセサリーの店なども並んでいる
細君は店員から韓国の皮で有名なブランド(らしいが知らない)の鞄を勧められて買った
自分も触ってみたけど、なかなか良い皮だしデザインも良い割りに安かった

■東大門市場(トンデムンシジャン)
北村の町から東大門市場に向かった
かなり離れているので、今度も地下鉄を利用する
少し慣れてきたのか思いの他スムーズに到着した

この市場、細君はとっても期待していたのだが
着いてみると、何と定休日らしくかなりの店がお休み
問屋街を少し歩いたものの、見たかった靴屋さんや服の店も閉店だった
良く調べてくれば良かったんだけど、がっかりだね
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仕方が無いので近くを流れる清渓川の畔をのんびり散策したのです
ここはソウル市民の憩いの川と言った感じで
川の畔で足を流れに浸けたりして沢山の人が涼をとっていたのが印象的だった
買い物は出来なかったけど、せめて美味しいものを食べよう!
この界隈のレストランで鳥料理の店に入った
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食べたかったサムゲタンを注文
ちょっと体に良さそうな味のスープが美味しくて、全部平らげてしまった・・・満足

タクシーの話
食事を終えて明洞に帰えろうと地下鉄の駅まで行く為にタクシーを拾ったのだが
駅名を言ってもまったく通じない・・発音とか違うんだね、きっと
日本語のガイドブックを見せても駄目だし、英語も通じなくて困った
こうなるとお手上げだ
持っていた電子辞書で地下鉄という韓国語を見せたり
でも暗いし良く見えないらしく、明るいところに移動してようやく出発した、やれやれ
こんな場合は韓国語の地図必携です!と言うかその位は喋れる様になりたい

韓国では模範タクシー(日本の大型タクシー)だと英語が通じるとガイドブックに書いてあったが、
渋滞のソウル市街でタクシーを選んでなんか乗れません!

■ソウルタワー
最終日、明洞から歩いてホテルからも見える南山にあるNソウルタワーに向かった
タワーの立つ南山の高さは243m、タワーの高さが236.7mなのでタワー上部は海抜479.7mだ

ゆっくり30分位歩くとロープウエイ乗り場に行く為のケーブルカーの乗り場に到着した
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ロープウエイ乗り場まで行けるケーブルカー
ロープウエイ乗り場に着くと、何と始発は1時間も後だった・・昨日から失敗ばかりです
でも時間が勿体無いので歩いた、と言いたいところだが
実はタクシーで登ったのだった
日本では登山が趣味なのにねぇ・・恥ずかしい
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ソウルタワー、、電波塔としてソウルの半分のエリアをカバーしているとか
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ソウルの市街が見える展望台、今日は雲っていてちょっと残念
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展望台のフェンスには「愛の南京錠」と言われる鍵がズラリと並んでた
それぞれに願い事が書いてあるらしい、、、それにしても凄い数だ
天気も悪かったので、タワーの上には登らなかった、今度来て晴れてたら登ろう
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最後に明洞で食べたプルコギ
甘めのまろやかなタレに漬け込んだ肉がとっても美味しい
この店では、かなりお年寄りの韓国の人が大勢いた

我々を日本人と知って、
店の女主人が易しい韓国語で色々話しかけてくれて嬉しかった
店を出る時、お土産までくれたのも、嬉しかったね
今回の韓国旅行が更に良い思い出になった気がした

明洞から空港まではリムジンバスが空港まで運行しているので便利だ
夕方、まだ時間があると思ってホテルの前に出てみたら
もう出発しそうなバスがいた、走って飛び乗る
バスは走り出すと物凄いスピードで走るし右に左に車線変更するのでかなり怖かった
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空港での夕日

夕日が西の空に沈む頃、楽しかった韓国の旅も終わる
ドタバタの旅行だったし、天気が良くなかったのは残念だった
でもほんの少しだけ韓国の文化や食を楽しめた気がする
いつの日か、ソウル以外の田舎や海辺の町へも行ってみたいものだ

きっと韓国にも「ほんとうの空」があるに違いない
今度は、韓国のほんとうの空を見つけに来きたいと思う

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