韓国(ソウル)の旅 (前編)
2010年8月1日-3日 韓国(ソウル)の旅 (前編) 同行者:細君
ちょっと時間が経ってしまったけど思い出の韓国旅行の話を書き留めておきたい
8月始めのとても暑い夏、初めての韓国旅行に行ってきた
天気が今一だったが、久しぶりの海外旅行
2泊3日でソウル観光や韓国料理をたっぷり楽しんできた
今回の旅行は訳あり航空チケットを入手、明洞のホテルは細君がネットで予約
なのでソウル観光は徒歩と地下鉄やタクシーを使って のんびり
人気レストランも一応調べて行ったものの、実際に行ってみて急に変えたりして
だから訪れた観光地は少なかったし、時々ハプニングも
でも、、何だかその分とっても楽しかった
8/1朝、羽田発ANA便でキンポ(金浦)空港に向かった
飛び立つと直ぐに富士山が見えた
金浦空港からはリムジンバスでホテルに直行
ホテルは明洞の繁華街にある「イビスアンバサダー明洞」
部屋は小さいけど小奇麗だし最上階には温泉(?)もあって
場所が便利な割りに安いのがとても気に入った
<観光とショッピングそして韓国料理>
■明洞の繁華街
明洞の繁華街は朝から夜遅くまで一日中屋台が開いていて本当に飽きる事がない
初日はホテルの周辺を歩き回ったり食事したり、気ままに過ごすことにした
明洞の繁華街はこんなに人が
こちらは朝の屋台
朝からいい匂いがするのでちょっと寄って思わず食べてしまう・・美味し~い!
屋台は食べ物だけじゃなく、雑貨品や衣料品、時計や携帯、電気製品など様々なものを売っている
有名ブランド風の怪しげな財布や激安ソックスなど、思わず買ってしまった。。。勿論値切って
激安品だったけど 今まったく問題なく使ってます
歩いているうちにお腹が減って、、入ったのは地元の人で溢れていたレストラン
女子高生と思われるグループやカップル、家族など様々な人でほぼ満員だった
言葉は通じないので壁に掛かっていた写真を見て焼肉丼?みたいなものを注文したら
安いのにすっごく美味しくて大満足!
これはお粥専門店
値段はちょっと高めだし日本人が多かったので観光客目当ての店かも
鮑のお粥、味はとても美味しい、日本人好みだ
韓国と言えば、やっぱり焼肉!
有名店に行ってみたら、値段は高そうだしガラガラで今ひとつ入る気がしない
韓国の人が入っている焼肉屋を見つけて店の前で迷っていると
店員が出てきて手招きされたので思わず飛び込んでしまった
安くてとても美味しい、、別に有名店でなくてもまったくOK
地元の人たちが次々に来て帰る頃には超満杯となった
やっぱり地元の人が沢山入っているお店が一番だ!
ソウルは地下鉄が発達していて便利そうだったので積極的に利用してみた
最初はどうやって切符を買うのか分らず右往左往したが、現地の人を見ていると
どうもプリベイト式のICカードを買うらしく、自動改札近くのソウルメトロの券売機へ並んでみた
行き先を選択したあとお金を入れるのだが、、行き先が直ぐに出せない
路線と駅には番号が付いているらしいのだが、兎に角最初は時間がかかる~
行き先が決まると今度はお金の投入、、しかし今度はお金の種類がすぐに分らない
ぐずぐずしてる内にタイムオーバー
それで やり直し ?? ゲ~ そんなぁ
しかも後に人が並んでるので、、焦りまくるのだった
やっとホームに立つと、、今度はどっちが行くべき方向か分らない、、、汗
韓国語で書かれた隣の駅名を必死に読む、、というより文字の形を見て判別する
漸く方向が分って、やって来た電車に乗る事が出来ました
あ~良かった
だが、、乗ってからも安心していると直ぐに乗り換え駅が来てしまう
車内のLCD表示をじっと見て、乗換駅の名前(文字の形)が出たら降りるのだ
紛らわしい文字もある、、良~く見ると一寸違ってたりして とってもスリリングだった
英語で言えばアルファベットが読めないのと同じだから無理も無いけど
■景福宮(キョンボックン)
二日目の朝、まずは韓国の観光名所に必ず紹介されている景福宮に向かうことに
地下鉄でのトタバタ劇の末、ホテルのある明洞から地下鉄3号線で景福宮駅に到着
名前だけは本で知っていた景福宮だが
事前に調べたところ、日本語の無料ガイドツアーがあるとのことなので
開催される場所となっている復元中の光化門の裏に向かった
ここでは歴史的資産を全面的に公開しており
しかも数時間毎に日本語、英語、中国語などでガイドさんが丁寧な説明をしてくれるそうだ
景福宮の入り口
この建物の中が宮殿となっている
光化門を背にして勤政殿側
宮殿の中に入ってみると北京の故宮、紫禁城に構造がそっくりだと思った
正門から南北に並ぶ各門の中心が一直線に並んでおり玉座へと?がっている
そして各門と門の間には政治や公の催しをする場所や住まいが並ぶ
奥に行くほど王と王妃のプライベートな場所となっているらしい
見ているうちに若くて美しいガイドさんが登場
韓国人のガイドさんは流暢な日本語でとても分りやすく説明を始めた
勤政門
屋根には建物を守る動物の像が並ぶ
屋根の形は独特のカーブを描いて端が上を向いていてとても美しいと感じた
木を水や虫から守る為の塗装が綺麗な模様で施されている
これで100年以上も耐久性がアップするらしい、建築に興味があるので思わず感心する
説明を聞いていると、ちょうど守門将交代式が始まった
キビキビとして気持ちがいい動きだ
無理やり撮影させてもらう
大きな勤政殿
国家の公式的な行事を行なった場所
うまく撮影出来なかったが後の屏風の画が一万ウォン札の図柄になったそうだ
遠くに見えるのは官庁街、今もここは国の中心なのだ
ここは慶会楼という池の上に建つ大楼閣
天気が良ければきっと美しいだろうと思われるが、今日は残念
思わず韓国の可愛い衣装を纏った気持ちに
康寧殿と交泰殿
王と王妃の生活の場、寝室でもあったそうで、格子が美しい建物だった
説明によれば裏庭に並んでいるのは煙突で暖房用(オンドル)のものだそうだ、、
プライベートな空間を守るかの様に幾重にも綺麗な壁が並んでいた
王妃が住んでいただけあって、とても美しい装飾が施されていて暫く見入ってしまった
何年経ってもこれほど美しいデザインと色合い、これは芸術的、素晴らしい!
数年前に「朝鮮王朝最後の王妃」という大河ドラマが韓国で大ブレイクしたらしいが、
日清戦争終了後の1895年、明成皇后(閔妃)という方が宮に侵入した刺客に殺害され
その後ここに追悼の碑石が建てられたとのこと
ガイドさんが繰返し訴えていたのは、
歴史的にこの宮殿が日本に何度も破壊されてきたこと
そしてこの美しい宮殿は韓国人にとって、文化的にも歴史的にもとても重要な建物であり、
だからこそ何年もかけて復元させようとしているのだという事だ
韓国女性ガイドの言葉から、悲しい歴史の教訓を必死に活かそうとする気持ちが伝わってきた
自分も多少の教育は受けたはずなのに
日本人として、もっときちんと隣国の歴史を知ってここに立つべきだったと思った
無料ツアーが終わった後、この感じのいいガイドさんに色々質問したいと思ったのだが
結局何も言えなかった、日本人としてとても残念なことだった
憧れの韓国は、想像に違わず料理がとても美味しかった
人々が話す言葉は意味は分らないけど、とても優しく聞こえて癒される
少しでも韓国語が話せて会話が出来る様になりたい
出きれば本音で話がしたい、そんな気持ちになった
韓国(ソウル)の旅(後編) に続く・・・・
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