2018年7月13-14日 白山 千紫万紅の道を登る(後編)

翌日早朝に山頂へ登ると多くの人が朝日を待っていた。そして北アルプスや御嶽山の方角が朝日で薄っすらと明るくなり始めた。

室堂ビジターセンターから早朝御前峰に登って朝日を見たあと細君は室堂へと下り、私は大汝峰まで足を伸ばしてからビジターセンターで合流、朝食を食べてから下山する事になった。

幸い天気に恵まれて山頂からは期待通りの大展望と神々しい朝日を拝むことが出来た。又、帰りの観光新道は長い尾根伝いの道だったが往路以上の花の咲きっぷりに驚かされ、終始楽しい登山を満喫でき、細君も大満足の様子だった。

139-04

2日目はヘッデンをつけてまだ暗いうちに室堂を出発した。

暫く登ると、まだ夜明け前だが東の空が薄っすらと明るくなり始めた。

少し雲はあるが晴天を予感させる景色を見て期待が高まる。

南側を見ると大きな雪渓が広がり室堂ビジターセンターの建物が良く見えた。

御前峰に着くと既に沢山の人が集まっていて、皆今か今かと東の空を見ている。

遠く左半分程まで連なって見えるのは北アルプス、中央やや右に御嶽山、更に右遠方に八ヶ岳まで見える。

みんな期待して待っている。

遂に北アルプスの北部の山影から日が出そうだ。

こちらは槍ヶ岳から穂高連峰の峰々。

遂に日が出ると歓声が沸き上がる。

清々しい日出と共に皆で万歳する。やはりこの気持ちは現場に居た人にしか分からないだろう。

西側の雲には白山の影が映った。

南側の山々も朝日に照らされて輝き始めた。

雲の中から突き出た大きな山は先日登った荒島岳ではないだろうか。遠方には伊吹山らしい姿も見られた。

細君と一緒にこんな素晴らしい展望が見られて本当に良かった。

折角なので私は単独で大汝峰へ、細君は室堂へと下り後で合流して一緒に朝食を食べようという事になった。

細君は山頂にある奥宮にお参りしてから室堂へ下った。

こちらは朝日に赤く染まる大汝峰。

荒島岳だろうか。

山頂付近に咲いていたイワツメクサ。

御前峰から剣ヶ峰の斜面をトラバースするように一旦下る。

油が池の脇を通って大汝峰へと向かう。

大きな雪渓と翠ヶ池。

剣ヶ峰を振り返る。

チングルマが一輪だけ咲いていた。

千蛇ヶ池、ここから大汝峰へと向かう。

 

大汝峰山頂に着いた。

大汝神社にお参り。

ここからも北アルプス方面が見渡せる。

御前峰と剣ヶ峰、手前に翠ヶ池が見渡せた。

北アルプス北部方面

北側には日本海らしい景色が広がっていたが陸地と海と空の境界ははっきりとは分からなかった。

大汝峰を北側へ降り、西側を大きくトラバースして室堂へ向かう。

道の両側にはミヤマキンバイとハクサンコザクラ、イワカガミが群生していた。

トラバース道の向こうに室堂ビジターセンターが見え始めた。

ハクサンコザクラの群落。

室堂ビジターセンターに帰り細君と合流、食堂の窓際に陣取って美味しい朝食を食べてからのんびり出発した。

今日は快晴、正面には別山も良く見える。

日に焼けない様にマスクを被って室堂方面を指さす細君。

黒ポコ岩に到着。

早速岩に登ってピース。

今日は土曜日だけあって沢山の人が登ってくる。

観光新道に入ると驚くほどの花の園が待っていた。

登山道わきに広がるニッコウキスゲの大群落とイブキトラノオ。

ニッコウキスゲと別山。

ニッコウキスゲとテガタチドリ

登山道は正に千紫万紅の花畑と言って良く、花の名前を調べるのも大変だった。

大岩くぐりを経て進む。

眼下には登りに使った砂防新道がある谷筋が見えた。

別当坂の出会いに着いて長い花の道も終わりとなる。

遂に無事別当出合に帰着。長い下りでも沢山の花に出会えて飽きずに下る事が出来た。

来るときは九頭竜川沿いに北上して来たが、帰りは白山の北側にある白山白川郷ホワイトロードを通って高山方面から中央道へと出るルートを使う事にした。

細君も無事歩き通せた事もあって満足度が高い山行だった様で、折角遠くまで来たのだから途中乗鞍あたりでもう1泊して元気なら乗鞍岳へ登ろうという事になった。

私はすっかり嬉しくなり何時も春スキーでお世話になっている福島屋さんへ電話するとあっさり予約出来たのだった。

・・・つづく

139-04

<今回のルートと標高データ>

1日目:別当出合(10:00)→中飯場(11:05)→甚之助避難小屋(13:10)→黒ポコ岩(14:46)→室堂ビジターセンター(15:22)・・泊

2日目:室堂ビジターセンター(3:35)→御前峰(4:10-4:45)→大汝峰(5:40-5:50)→千蛇ヶ池(6:07)→室堂ビジターセンター(6:40-7:55)→黒ポコ岩(8:27)→殿ヶ池避難小屋(9:56)→別当坂分岐(11:44)→別当出合(13:40)