宮城蔵王 烏帽子岳
2009年7月20日 宮城蔵王 烏帽子岳、単独
3連休の2日間は嵐の鳥海山山麓で停滞を余儀なくされたので最終日位は何処かに登りたいと思い、
前から登りたいと思っていた烏帽子岳に行く事にした
仙台の自宅を6時に出発、1時間もすると烏帽子スキー場の手前にある登山口に到着した
まだ登山口の駐車スペースには車が1台も止まっていない。幸い天気も良く今日こそ登山日和だ

登山口の標識の下には「熊がいます」との注意書きが
思わず、昨年泉ヶ岳で遭遇した熊の親子の姿を思い出してしまった
熊鈴はつけているが、朝一で誰も入っていない様子だし、単独行としては不安を感じてしまう

濃い緑、朝の涼風、、こんな登山道はとても気持ちがいい、、

暫く登ると、、、時折、大きな石が出現し始めた、、

登り始めて約1時間ほどで前烏帽子岳への分岐にさしかかる

今日は天気も上々、下界も良く見える、景色に誘われてしばし休憩

約2時間ほどで前烏帽子岳に到着した

正面には、どっしりとした屏風岳の壁がそびえていた、、いつ見ても気持ちがいい山々だ

![126879888992516319864_DSCF2699 [1]](https://akicafe.com/wp-content/uploads/2009/07/126879888992516319864_DSCF2699-1.jpg)
誰もいない前烏帽子の大石の上で暫く南蔵王連峰の峰々を眺めていた

後烏帽子岳に向かう稜線は木々に覆われてあまり展望がない
この辺りで、横の藪から突然大きな物音がしてドキッとさせられた、思わず止まって後ずさりしてしまう
だが直ぐに正体が分った、、私の足音に驚いた山鳩が藪から飛び立ったのだ。
熊でなくて良かった!!

途中、スキー場への分岐を過ぎて暫くすると後烏帽子岳に着いた

石とハイマツの頂上

下からモクモクと雲が湧いてきてあっという間に周囲の山が見えなくなってきた
早々に、引き上げる事にする

下りは早いもので、ほどなく烏帽子スキー場のゲレンデ上部にでたら、さっと視界が開ける

スキー場の標識、2月に滑った時に写真を撮った場所だ
季節が変わると、まったく違う景色に見える
きっと標識が無かったら気がつかないだろう

しばらくゲレンデを下った、、、雲行きが怪しくなってきている

途中から千年杉コースの立て札が、でも杉の林は暗くゲレンデを下った方が良かったかも

手のひらほどもある大きなゆりの花、ほのかな香りに暫くうっとりしてしまう

駐車場に着くと何台かの車が止まっていた、
結局誰とも出会わなかったが、今頃は山の中も少しは賑やかになっているかも知れない
常に登りたいと思っていた烏帽子岳だが、初夏の緑と涼風の中を歩けて満足だった
例によって、帰りは遠刈田温泉で汗を流した後、温泉近くの蕎麦屋で鴨蕎麦を食べて帰ろう


