秋の北八ヶ岳(北横岳、ニュウ)

2010年10月2-3日 秋の北八ヶ岳(北横岳、ニュウ) 同行者:7人

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北八ヶ岳 三ツ岳

昨年テニス仲間と行った紅葉の安達太良山登山はとても楽しかったので、今年は何処にしようかと考えた末、比較的簡単に登れてアルプスの大展望も望める北八ヶ岳に決定、今回は混雑する3連休を避けて10月初めの土日を狙ったのだった

昨年と同じメンバーN橋さん、H澤さん、K介ちゃん、S脇君、Jちゃん、自分に加え、初参加のS藤さん、Hさんの総勢8人、いつもはコートで一緒にテニスをする楽しい仲間たちである
今回のコンセプトは「普段あまり山に登らない人も、良く登る人も一緒に楽しめる山歩き」といった感じだろうか
残念ながら雲が多くてアルプスの大展望は得られなかったものの北横岳や三ツ岳、ニュウからの展望は素晴らしく、北八ヶ岳特有の縞枯れした森林帯の清清しい空気の中を歩くのはとても気持ちが良かった
自分は単独で登山するのも好きなのだが、今回の様に岩稜地帯を仲間とワイワイ言いながら探検気分で登るのもとても楽しく、何より登山後の温泉や食事の後の飲み会で、ちょっとした山中の出来事などを話し合ったりするのは単独山行では味わえないものだと思う

今回歩いたコースは、
10月2日:坪庭(10:20)~北横岳ヒュッテ(11:10)~北横岳(11:30)~七ツ池(12:50)~三ツ岳(13:50)~縞枯れ山荘(15:40)~坪庭(15:50)、(ピラタスロープウエイ使用)
10月3日:白駒池(10:30)~ニュウ(11:50) or 高見石~白駒池(14:30)

いつもの様に2台の車で朝6時過ぎに大磯のN島邸を出発、R246、東富士五湖道路を経由して中央高速道路に入り、諏訪ICからピラタスの丘を目指した。ちょうど10時頃発車するロープウエイに乗車すると、あっという間に標高2237mの山頂駅に到着した。最初に登る北横岳の標高は2472mだからその差235mの登りだが、約1時間かけるつもりでゆっくり登ることにした。

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あっという間にロープウエイ山麓駅が小さくなる
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山頂駅にある坪庭と言われるところから歩き始めると、
前方にかなり大人数の団体が歩いていてびっくりした
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北横岳の上部には雲がかかっている
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シラビソの樹林帯を抜けると急登が始まった
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その後30分程で北横岳ヒュッテに到着
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北横岳に到着する頃には雲が下がって眼前には雲海が広がっていた
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雲海の上に突き出ているのは、方角からして多分浅間山ではないだろうか
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森の中にひっそりと佇む七ツ池
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濃い緑と黄色のコントラストがいい感じだ
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湖面に紅葉が映っていてとても綺麗だった
七ツ池から少し下ったところで三ツ岳への分岐に到着、
Jちゃんは前回の登山で足を痛めたので心配だったが、
本人が大丈夫そうだとの事なので全員で三ツ岳へと向かった
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森林の中に並んでいる大石の登山道が続く、、
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前方の大きな岩稜が目指す三ツ岳だ
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遥か前方を見ると、何時の間にかS藤女史が
先頭を切って三ツ岳に取り付いているのが見えた
まあK介ちゃんもすぐ後に付いていてくれるので安心なのだが
何とも頼もしい体力、そして何というガッツなのでしょう
転倒、滑落だけは気をつけて慎重にね~!
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Jちゃんも今回は元気な様子だ
私は最後尾でのろのろと後に続く
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無事三ツ岳に到着、セルフで記念撮影
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更に大きな岩場が連続していて楽しい
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大岩を渡るのは大変なのだが、みんな元気だねぇ
基本的にテニスは体力と瞬発力の必要なスポーツだから
楽しいスポーツなら、体が勝手に動くんだね、きっと
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縞枯山方面を背にして、、結構高度感がある
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登山道にポツンとシラタマノキの花が咲いていた
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漸く雨池峠が見えてきた
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縞枯を見ると北八ツに来たなぁという実感が湧く
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縞枯山荘に到着
ずいぶん久しぶりに来た縞枯山荘、、ざっと35年ぶりくらいか
中を覗くと評判通りの雰囲気のいい山小屋だ
テレマークスキーやスノーシューのレンタルもやっていた
是非、雪のシーズンに訪れたいところだ
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縞枯山荘からロープウエイ山頂駅に続く木道を颯爽と歩くJちゃん
本日の山歩きはこれにて終了となった、皆さんお疲れ様でした
2日目は朝食を取った後、白駒池の紅葉を見てから高見石を往復する予定だった
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白駒池は湖畔の木々は綺麗に紅葉していたがピークはもう少し後だろう
ここでS脇君からニュウへ登りたいとの意見が出されたため、
協議の結果、ニュウ組と高見石組に別れて登り、午後に青苔荘で集合する事になった
ニュウ組はS脇君、K介ちゃん、私の3人だ、
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コメツガやシラビソに覆われた白駒池の湖畔を時計回りに半周してニュウへ向かった
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暫く進むと白駒湿原に出た、、この時期水はない様子
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ニュウへの直登コースは緑の苔と根っこに覆われた急坂だった
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ニュウに登ると北側の広大な八千穂高原の中に白駒池が小さく見える
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上から見ると白駒の池は青く、周囲の紅葉も鮮やかに見えた
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南側にはすぐ目の前に先月登った天狗岳が聳えている
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東側も素晴らしい展望・・・
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ニュウの上には私の大好きな真っ青な空が見える
あ~これが見たかった、、、嬉しい瞬間だ
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壁の右側の遥か遠くに富士山も見える
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下山途中、大きな倒木にもびっしり苔が着いている
余程雨が多く、湿気がある地域なのだろう
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白駒池に戻ると湖畔の紅葉が一段と綺麗に見えた
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青苔荘前の紅葉
青苔荘では既に高見石組が山荘の中で休んでいた
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高見石に登ったS藤さんとJちゃん
高見石も結構楽しかったようで、、一安心
佐久側のR141を通って帰路についた

今年の秋山山行は距離は短かったものの森林地帯あり、岩稜あり、池と紅葉ありと、とても変化にとんだコースだったので、メンバー全員それぞれに満足出来た様でツアーを計画した自分としても嬉しかった
メンバーからは、来年は黒部に行きたい!などという意見も出されているので、これからゆっくり計画を練ることにしようと思う。

**今回の宿の紹介**
今回宿泊した宿は、何時もの様にWEBで探して予約したピラタスロープウエイ駅のすぐ近くにあるアゲインというペンションで、敢えて言えば、部屋が狭いことと、ペンションとしては少し値段が高かったのだが、料理、お風呂、接客に関してはとても素晴らしく、参加メンバーの評価も高かった。特に露天風呂は山の上のお風呂という感じで、開放的でとても気持ちが良かったし、インテリアも写真の様に上質で落ち着いて好感が持てる
又、夕食後は貸切の部屋で氷やお湯、グラスのサービスもあり、グループで泊まるにはとても良いサービスだと思った
スキーの時期にはレンタルスキーやスノーシューの無料貸し出しもあるそうなので、雪のシーズンに利用するとお得だ
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おしまい

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