入笠山&霧ヶ峰散策

入笠山湿原には早くもクリンソウやスズランなど沢山の可憐な花が咲いていた。

コロナの拡大が少し収まってきたこともあり、細君と春の花を見ようと入笠山の中腹にある湿原と霧ヶ峰の八島ヶ原湿原を散策してきた。

入笠山では朝方に発生した霧の中で見る花々は文字通り瑞々しくて心身ともに癒された。

その後霧ヶ峰へと足を延ばしてみると、40年ほど前に宿泊した車山の肩にあるコロポックル小屋はすっかり雰囲気が変わってお洒落な建物に変身していた。

八島湿原方面へ歩く頃には晴れて暑くなったが、久しぶりに訪れた霧ヶ峰は遠い昔の記憶の通り優しい雰囲気で私を迎えてくれた。
既に沢山の花が咲いているけどまだ膨らんだばかりの蕾も多く、出来れば本番を迎えた百花繚乱の時期に再訪したいものだ。

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入笠山には富士見パノラマリゾートという冬場はスキーが出来るリゾートがあり、以前スキーに訪れた事があった。

今回はゴンドラを利用して標高約1800m程にある湿原を散策してスズランなどの花を見ようというのが狙いである。

ゴンドラを降りると目の前が入笠すずらん山野草公園になっていて、歩き始めると直ぐに何とアツモリソウの花が咲いていた。

花の形や大きさは礼文島で見た礼文アツモリソウと同じだが、こちらの花の色は赤かった。

山野草公園から平らな道を10分ほど歩くと入笠湿原が広がっていた。

湿原に入ると鮮やかなレンゲツツジの花が咲いていた。

スズランの様に見えるがアマドコロという花らしい。太い根茎は食用となり甘いのが名前の由来だそうだ。

ウマノアシガタ

朝露に濡れたこれらの花が群生していて可愛らしい。

 

湿原の中に鮮やかな紫のアヤメの群落もあって華やいだ雰囲気。

木道の上にはこんな虫も現れて楽しい。

こちらはテンナンショウという珍しい花。

湿原の林の中に群生していたクリンソウ。

6月の入笠湿原は花の宝庫。

ひっそりと足元に咲く日本スズランを見つけた。形が何とも可愛い。

 

今日は一面霧に覆われていて花を見るには丁度いい日だったかも。

 

 

 

途中、山彦荘で一休み。

山荘の前にはキバナアツモリソウが咲いていた。以前高妻山でも見たことがあったが、こちらは人が植えたものだろう。

湿原に延びる木道。霧に包まれた白樺とレンゲツツジの景色が美しい。

ウマノアシガタとアヤメの大群落。

シロバナノヘビイチゴ

 

 

暫く散策している内に霧が晴れて木道の全容が見渡せた。

 

ぐるっと回って帰路についた。

ニッコウキスゲ

真っ赤なベニサラサドウダン。

今回は入笠湿原のスズランを見に来たのだが、思いのほか沢山の花々が咲いていて驚いたが、お陰で細君も大いに満足した様でコロナを押して出かけた甲斐があった。

まだ帰るには時間が早かったので、少し走って霧ヶ峰を散策しようという事になった。

<霧ヶ峰八島湿原散策>

車山の直下にあるコロポックル小屋に来てみると、何だか今風のお洒落な佇まいで40年ほど前の記憶とはかなり違って見えた。

中に入ってみると更に洒落たレストランが併設されていて沢山の人がお茶や食事をしていた。

何時かのんびり宿泊してこの嫋やかな風景をひがな一日過ごしてみるのもいいかも知れない。

コバイケイソウの群落の向こうに如何にも車山らしい風景が広がっていて清々しい。

車山と林に囲まれたコロポックル小屋。

折角なので遠くに見える八島湿原まで歩いてみることにした。

ずっと向こうの広い平らに見える広場が湿原らしい。

八島湿原にある木道まで足を延ばしてみた。春のそよ風が心地いい。

ここでも湿原とレンゲツツジが良く似合う風景があって癒される。

何とも穏やかで癒される風景が続く。この辺りは冬場にスノーシューで訪れる人も多いそうだ。何時か来てみたい。

コバイケイソウ

広大な湿原だが中に入ることはできない。

グンナイフウロ

コロナ禍の中花を見に訪れた入笠湿原と八島湿原だったが、期待以上に多くの花に巡り合えてとても有意義な時を過ごせた。

まだまだ脅威は続きそうだがこの病を克服できるまで、何とか健康を維持していきた。

そしてこの素晴らしい景色を見に何度も再訪したいものである。

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