根子岳(バックカントリースキー)
2011年2月27日 根子岳(BCスキー)
今週は峰の原高原から登る根子岳BCスキーツアーに参加してきた
天気は晴天、風も無く最高なコンディションであったが、雪質は残念ながら最悪の少し手前と言ったところだろうか、テレマーク初級者としてはちょっと厳しいツアーとなった
しかし360度開けた大展望を望みながら登り、広大な雪原や白樺の林の中を滑るのはとても楽しく、ヘロヘロになりながらも最後に下山した時の参加者全員の笑顔が印象的なツアーであった
ツアーの前日はゲレンデで練習しようと26日の早朝、単身赴任先の大宮を出発した
6時半ころ川越から関越自動車道に乗ると、何と渋滞に嵌った。前回出かけたのは12月初旬だったせいか、スキー客も少なく渋滞も無かったのだが、こんな時間から渋滞するとは思わなかった
結局、花園IC付近まで渋滞の中を進んだ。関東でスキーをやるのは何と大変な事か・・・こんな時、つい東北の良さを思いだしてしまうのだった
今回は奥ダポススキー場でゆったり練習をした後、前回と同じペンションふくながに宿泊した
こちらのペンションは食事が美味しく、床暖房もあるのでとても快適に過ごせるアットホームな感じのペンションである
翌朝9時過ぎに峰の原高原のペンション村の最上部に近いところからスタート、白樺の雪原をスキーにシールを付けて15分程も歩くと根子岳の西側斜面にある奥ダポススキー場のリフト最上部に出た
目の前には大きな優しい円弧を描く稜線がどこまでも続くなだらかな山があった
「でーんと腰が座った優しい印象の広大な山」 私が根子岳を最初に見た時の第一印象である
奥ダポススキー場上部から見た根子岳
今日は北側の展望も素晴らしい
今日は晴天で暑いから、ここで1枚脱いで根子岳に向かってスタート
標高差約700m、凡そ2時間半程度の登りとなる
人気があるらしく、同時に幾つかのパーティーが登っていた
中には子供を背負って登る家族も・・・
この子は気持ち良さそうに寝ていたのだが、3歳で体重20Kgだとのこと
それにしても自分たちと同じ位のスピードで登っているのには驚いた
しかもこの子は自分でスキーで下るらしく、短いスキーも持っている
こんな歳からスキーやってたら、大人になる頃にはさぞ上手くなるんだろうな~
ほぼ予定通り、12時過ぎには頂上に到着
暖かい頂上で記念写真を撮ったあと食事をした
中にはバーナーでスパゲッティを作る人も居たが自分はパンとお茶で済ませた
北側はスパッと切れ落ちた崖になっている
視界がない時には要注意だ
南側には富士山も見えるらしいが、残念ながら今日は見えなかった
今日は雪が悪いので何時もと違う尾根を下るらしい
頂上直下から南西の方向に大きくトラバースした
トラバースすると時折、小さな岩場や草が出ている場所があった
スキー場から登った尾根を基点として南側3本目の長い尾根を下り始める
尾根と尾根の間には結構深い谷があった
下り始めの大きなバーンはとても楽しい滑りが期待できる、、
でも雪は結構重く、スキーが滑らなくてテレマークターンは難しかった
もっとスキーが上手ければ・・・
途中、自分以外にも転ぶ人が続出、でも皆楽しそうに滑った
途中から林間コースに突入
綺麗な白樺の林が印象的だ
最後には牧場らしい広場に下りた
ここは適度な傾斜と波の様な大きなアップダウンが繰り返し出てきて快適だ
ここから北側に向かって大きくトラバース、
谷を2つ越えるとスキー場のリフト乗り場付近に到着した
ゲレンデに戻ると西の空から幾筋かの光が差していた
大人数でワイワイ登ったり滑ったりするのも時には楽しいものだ
今回は初めての根子岳だったが、西側の斜面を大きく周回したので大体の地形も把握できた
根子岳は雪崩の心配も少なく展望も良いので、天気の良い日に滑るにはとても良い山だと思う
視界がない時には広くて迷いやすいので、ちょっと要注意かも知れない