日光白根山&男体山(男体山編)

2018年6月3-4日 日光白根山&男体山(男体山編)

シロヤシオの林を抜けた8合目付近からは中禅寺湖や遠くの富士山まで続く山並みが見渡せた。

6合目辺りの登山道ではシロヤシオが満開の時期を迎えていて、暗い登山道をパアッと明るく照らしている様に感じた。シロヤシオと言えば私の地元である丹沢山のそれも素晴らしいが、ここのシロヤシオの花は少し小さく感じられたものの群落の大きさは半端なく密度が濃いのが印象的だ。

急な傾斜にずっと耐えて遂に男体山へ登りきれば、眼下には周囲の山々の色が溶け込んだ鏡の様な中禅寺湖が大きく見え、その遥か先には富士山や南アルプスの山並みが見えていて何とも言えない景色だった。

途中でほぼ同じペースで歩いてきた単独の女性や、何度も登っているという地元民らしい元気なオジサンと一緒に登ってきた若い男女との3人組と私が同じタイミングで山頂に着いた。3人組と言っても全て単独行の人が途中で仲良く話しながら登ってきたらしい。

爽やかな春の山頂があまりにも気持ちが良くそこに居あわせた人たちは皆、昔からの知り合いだったかの様に笑顔で話をしていた。

そんな清々しい春の山行である。

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日光白根山へ登った次の日、湯元の宿を朝早く出て中禅寺湖畔を暫く進むと直ぐにニ荒山神社に着いた。平日の早朝にもかかわらず神社前の駐車場には既に数台の車が止まっていたが丁度空いていたスペースに止める事が出来た。

ナンバーを見るとどの車も他県から来た車ばかりで、改めてこの山が人気の山なのだと再認識したのだった。

二荒山神社でお参りした後、この鳥居の先にある階段から登山道が始まる。

山頂の奥社まで続いているのかと思われる長い階段が続いていた。

息を切らせて長い階段を登り切ると、笹に覆われた普通の登山道になった。しかしかなりの急傾斜が続く。

暫く登ると舗装された林道へ辿り着いた。林道も暫く続いた。

林道の先にあった登山口。既にずいぶん登ってきたと思ったがここからが本来の登山道とは、、、。

先行する単独の若い女性は一定のしかも結構早いペースで歩いていて如何にも山を歩き慣れた人という印象で、こちらの歩きにも一定のリズムが出来る。

5合目あたりからはシロヤシオが満開。しかも見渡す限りの群落が続いた。

大好きなシロヤシオの花がまじかで見られて嬉しかった。

登山道の両側をシロヤシオが埋め尽くしていた。

春の丹沢山でも見かける風景だが密度の濃さではこちらが上かも知れない。

暫く登るとシロヤシオの向こうに鏡の様な中禅寺湖が見え始めた。

遠く、雲海に浮かぶ様に白い雪をたたえた富士山が見えた。

息をつけない程の急登が続いたが、上を見ると新緑が青い空に映えて美しかった。

単独の女性が休んでいるので挨拶して先に行かせて貰った。振り返るとその先には息をのむ様な景色が広がっていて、暫く同じ風景を見ていた。

何故か途中に鳥居があった。

急傾斜をどんどん登ると中禅寺湖が次第に大きくなる。

その先には富士山、右側には南アルプスが並んで見える。

暫くすると登山道は赤土の道となり、単独の女性がまた先行してペースを維持してくれていた。

そして遂に到着した男体山山頂の祠。

二荒山大神の像。

西側には昨日登った日光白根山が見えた。白根山との間の谷には戦場ヶ原が広がっていた。

東側には女体山が見える。直接登る道はなく手前の山からのルートがあるらしいが男体山より距離が長く登るのは大変だと言う。

遠くに白い雪を抱いている山並みは会津駒ケ岳。

右の高い山は燧ケ岳だろうか。更に遠くには新潟方面の山並みが見える。

太郎山神社の祠の向こう側に広がる白根山の山並みや中禅寺湖の景色が美しかった。

太郎山神社へお参り。

山頂で出会った人たちに山頂に祀られていた日本刀の横で記念写真を撮ってもらった。

山頂の様子。

気持ちがいい山頂で良い時間を過ごし、一緒になった人たちと共に下山を開始。

色々な事を話しながら下山すると単調な下山ルートも退屈せずあっという間に二荒山神社へと着いてしまった。

最後に貴重な晴天に恵まれたて山頂に立てた事にお礼を言って神社を後にした。

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<今回のルートと標高データ>

二荒山神社(6:35)→4合目登山口(7:20)→二荒山奥宮・山頂(9:04-10:00)→4合目(11:25)→二荒山神社(12:05)

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