日光白根山&男体山(日光白根山編)

2018年6月3-4日 日光白根山&男体山(日光白根山編)

日光白根山山頂からはエメラルドグリーンの水を湛えた美しい五色沼が見えた。

梅雨入り宣言直前の晴天日を狙ってシラネアオイが咲く日光白根山とシロヤシオが咲く男体山に登ってきた。

両日とも晴天に恵まれて花々は丁度見頃となっていたし、澄んだ春の空気の元で遠くの富士山や南北アルプス、尾瀬から新潟方面の山々まで綺麗に見えて清々しい登山を楽しむ事が出来た。

そして宿泊した奥日光湯元の温泉は白濁の気持ちがいい泉質で登山の疲れを癒してくれた。景色が良く、食べ物も温泉も楽しめる最高のエリアだと思う。

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前日に調べたところでは北側の登山ルートにはまだ残雪が残っているらしく、柔らかくなった雪は登りにくい上に溶けた場所は泥沼化している事が分かったので今回は敢てロープウエイを利用したお気楽登山で行く事にした。それでも山頂の後、五色沼から阿弥陀ヶ池、座禅山を経由した周回コースでは美しい沼の景色に加えて山桜も咲き始めていて、そこそこ歩き甲斐もあって楽しめた。

ロープウエイに乗ると一気に標高2000mまで運んでくれる。

山頂駅前には高山植物を植えた花壇が作られていてチングルマが満開となっていた。

こちらはツガザクラ。

シラネアオイも正に見頃を迎えていた。

登山中に出会った山のガイドさんの話では白根山では名前の由来となったシラネアオイがシカの食害で絶滅の危機となっていて、尾瀬高校の生徒や日本製紙の社員などが参加する「シラネアオイを守る会」による保護復元活動が続けられているそうだ。この清楚で美しい花の復活を願うばかりである。

登山口の前には真新しい二荒山神社が祀られていた。

朝日の木漏れ日が眩しい登山道を歩き始める。

ガレた石の急坂を登ると汗が噴き出してくる。

やがて森林限界を過ぎると漸く山頂らしきピークが見えた。

天気も良く、斜面の向こうには至仏山や燧ケ岳などが見え始めた。

最後の登りを詰めるといよいよ山頂に至る。

山頂からも尾瀬の山々が見渡せる。

眼下には周辺に点在する五色沼や阿弥陀ヶ池などが見える。

会津方面の山並み。

明日登る予定の大きな男体山と右下には中禅寺湖が見える。

山頂に立つ登山者。

ミヤマリンドウ

急斜面をエメラルドグリーンに輝く五色沼へと下り始める。

斜面には山桜が咲く始めていて青空に映えて綺麗だった。

まだ2~3分咲きだが山桜の見事な群落が続いていて、満開になればさぞ素晴らしいだろうと思われた。

避難小屋もあり良く整備されている。

林間には可愛い形のオオイタヤメイゲツの幼木が沢山出ていた。

五色沼に映った白根山。

白根山の周囲にはこの様に山桜がずらっと並んでいる。

暫く歩くとやがて阿弥陀ヶ池に到着した。

美しい阿弥陀ヶ池の反対側へ渡って池の向こう側の白根山を撮ってみた。

この後、実は菅沼登山口への下山路へと進んでしまい残雪が沢山出てきたので間違えに気づいた。

お粗末な間違えだったが、景色や花に気を取られているとこんな単純なミスを犯す事もあるという事だろう。単独で歩く以上気をつけなければならない。

元のルートへと戻ると綺麗なショウジョウバカマが咲いていた。

せっかくなので座禅山方面へと向かう事にした。

白い木々の上に出た青空が美しい。

ここでも山桜が咲いていて綺麗だった。

最後は六地蔵方面を経由する周回ルートへと入った。

この辺りは鬱蒼とした林が続いていて人にも会わない。

 

山頂駅へと戻ってきた。駅の前にある天空の足湯に足を浸すと気持ちが良かった。

登山後、金精道路を下って行くと正面にでっかい男体山が見えた。

湯元を過ぎて戦場ヶ原を散策してみた。綺麗な小川の縁を散策すると気持ちがいい風が吹いていた。

30分程歩くと龍頭の滝の上部へと出た。

戦場ヶ原の周辺にサクラの様な綺麗な花が沢山咲いていたが、近づくと桜ではない。

初めて見る花なので写真に撮ってビジターセンターで聞いてみたら「ズミ」という花だそうだ。

白根山と戦場ヶ原の散策、とても気持ちがいい山歩きですっかり満足して本日の宿泊先の元湯へ戻った。

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<今回のルートと標高データ>

山頂駅(8:15)→避難小屋(8:40)→白根山山頂(9:40-10:00)→五色沼(11:05-11:20)→阿弥陀ヶ池(11:45)→座禅山(12:30)→山頂駅(13:30)

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