乗鞍岳バックカントリースキー
2012年5月12-13日 乗鞍岳バックカントリースキー
今年も乗鞍岳へBCスキーに出かけた
今回はI君と2人での山行である
昨年以上の好天に恵まれて北アルプスの山々が目の前に迫る様は迫力満点だった
前夜はとても気温が下がったので心配したが、幸い日中は気温も上昇したため
幸運にも滑りやすい雪に恵まれて終始楽しいスキーが出来た
珍しく土日共晴天の予報だったが、土曜日はゆっくり出かけて前泊し
日曜日一日の二人だけのツアーだ
当日は晴天の埼玉をのんびり出発
関越から上信越道を通って松本に着く頃には既にお昼を過ぎていた
2人とも空腹だったが我慢してひたすらR158を走った
I君が以前食べた事のあると言う蕎麦屋さん「ちゅうじ」に向かっていたのだ
「ちゅうじ」はR158から野麦街道に入って奈川温泉へ分ける分岐の少し手前にあった
ここのおばちゃんが作ってくれた蕎麦はとても美味しかった
店内には川魚とは思えない大きさのサクラマスや岩魚の魚拓が沢山飾られていた
50cm程もあろうかという大魚は梓川のダムが出来る前に採れたものだそうだ
最近はかなり小さくなったと言うが、それでも見た事のない大きさだった
店内のお客さんの話では、しばしばカーボンの竿がへし折れる事もあるそうだ・・・
激流に潜む大物の姿を想像ながら、店内で出会った釣り師と熱い会話を楽しんだ
食事の後、奈川温泉からスーパー林道を通って乗鞍高原へと向かう事にした
白樺峠の手前あたりだったろうか、後ろを見ると素晴らしい景色が目に飛び込んできた
それは穂高岳だった
晴れていて手を伸ばせば届きそうな程クッキリ見えた
前方には乗鞍岳も見えた
天気は良いが風が強く、上部は雲が凄い勢いで流れていた
白樺の下に水芭蕉が咲いている
沼には乗鞍岳が映っていて綺麗だ
この辺りは人も少なくてとても綺麗な高原である
白樺の間に聳える乗鞍岳
宿は温泉が素晴らしい「福島屋」
I君と美味しい食事の後、温泉に入りながら明日のコースを入念に打ち合わせた
特に下山時の林間コースへの入口を間違わない様に気を付けなければいけない
三本滝駐車場
今日も素晴らしい天気だ
2人とも気合を入れて春のスキーバスに乗り込んだ
位ヶ原山荘は今年も多くの人で賑わっている
ここで登山計画書を提出して出発した
カラフルな格好で楽しそうに登る人々
暫らく急登すると全体が見通せる
スケールが大き過ぎて写真にならない
こんな場所に立っと色々な束縛から解放されて心が軽くなる
まずは肩の小屋を目指す
昨年よりも雪が多くて つい嬉しくなった
肩の小屋から暫らく登った所で小休止
赤い小屋が白い雪に映える
ここからはシールを外して壺足で登る事にした
どんどん高度を稼ぐと
遂に北アルプス全体が見え始めた
朝日岳から見た剣ヶ峰
沢山の人が豆粒の様に並んで登っている
槍穂高連邦が美しい
こちらは西の方角だが、白く高い山は白山だろうか?
常念、蝶ヶ岳方面
周りの景色に目を奪われながら剣ヶ峰を目指す
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今年も剣ヶ峰で御嶽山をバックに
遂に剣ヶ峰からの滑降の時が来た
目指すはこの方向
二人でお互いに撮影しながらスキーを楽しんだ
途中まで滑ると槍穂高ともお別れだ
滑って来たコースを振り返ると雪面が輝いて見えた
やがて林間コースへと入る
最後はスキーを脱いでゲレンデを駆け下りた
宿に戻ると今日滑った乗鞍岳が良く見えた
帰る前に、もう一度温泉に入って汗を流したあと
今日の山行の事を話しながら帰途についた
あ~
幸せな気持ちにしてくれる乗鞍岳
本当に素晴らしい山だ