武尊山
2016年10月7日 武尊山
この2か月計画していた山行がことごとく悪天の為中止となり悶々としていたが、この3連休も悪天候の予報でがっくり。
そこで連休前日の晴れ間を突いて上州武尊山へ登ってきた。
幾つかの登山ルートの内、今回は武尊神社口から武尊山、剣ヶ峰を経由する周回コース。
紅葉は今一つだったが頂上からの展望は素晴らしく、目の前に広がる谷川連峰や苗場山、越後三山、至仏山、燧ケ岳、赤城山などに加えて、遠方には富士山や八ヶ岳、南アルプスなどの姿も確認できた。近くの谷川岳などと比べると武尊山は比較的地味な存在ながら大変登り甲斐のある素晴らしい山だと思った。
早朝、圏央道に入ると順調に進み関越道の水上ICからR291、奥利根ゆけむり街道を進むと程なく武尊神社に到着した。
駐車場には既に数台の車が止まっていた。奥には綺麗なトイレが併設されていてとても便利だ。
私は事前にネットで申請済だったが、駐車場の入り口には登山届のポストがあった。
人気の山だけあって登山環境整備は行き届いている。
林道を30分程歩くと武尊山への登山道への分岐があった。帰りは剣ヶ峰山へ回ってこの分岐へと合流の予定だ。
直ぐに手小屋沢避難小屋への分岐に出た。小屋はこの分岐のすぐ下に見えていたが寄らずに直進する。
険しい坂を登りつめると武尊山山頂に到着した。山頂には先行していた人と私の二人だけだ。
ズームしてみると霞の上に富士山や南アルプスの連山が顔を出していた。
左側遠方に見えるのは赤城山、すぐ近くの右側の尖ったピークがこれから登る剣ヶ峰山だ。
前武尊側すぐの所にある分岐を右へ曲がって剣ヶ峰山方面へ向かう。
のんびりと稜線を進むと、時折真っ赤な紅葉した木があったりして楽しめた。
剣ヶ峰に近づくと緑の笹原と黄色い紅葉が混ざって綺麗な景色だった。
剣ヶ峰山は尖っていて狭くピークを通過する山道に剣ヶ峰山の標識があった。
振り返ると先程居た武尊山がどっしりとした姿で横たわっていた。
この後、下に見える獅子ヶ鼻山の右側にある武尊沢を下って行く。
下山ルートも険しい坂が続いたが、ブナの自然林が美しく目を楽しませてくれた。
駐車場に到着。
折角なので駐車場の下にある裏見の滝へ寄ってみる事にした。
正に滝の裏側を通って裏から滝が見える様に通路が出来ていたが、この日は道が通行止めで残念ながら見学できず。
帰り道の蕎麦屋でお勧めの温泉を聞くと、谷川温泉の「湯テルメ谷川」を勧めてくれたので寄ってみたが、河原沿いにある露天風呂が気持ち良かった。
おまけに蕎麦屋さんで貰った100円割引券で安く入る事が出来て更に満足。
この辺りは温泉も沢山あってなかなか楽しめる。
<今回の登山ルート&標高データ>