那須 茶臼岳
2016年10月22~23日 那須 茶臼岳
毎年恒例となったのテニス仲間との山登りだが、今年は那須岳に登ろうという事になった。
総勢10名での登山となったがS脇君とK介ちゃんは茶臼岳の後、朝日岳から三本槍岳まで縦走する為別行動となった。
私は細君のフォローの為、残りの8名で茶臼岳からひょうたん池を回って峰の茶屋跡経由で下山するルートを歩いてきた。
晴天にも恵まれて、久しぶりのメンバーとの山行は何とも楽しく過ごす事が出来た。
圏央道が出来たおかげで南寒川ICから高速に乗ると東北道の那須ICまではずっと高速で行く事ができてとても便利だ。
この日も3.5時間程で那須ロープウエイ山麓駅の駐車場に着くことが出来た。
那須岳のロープウエイで標高約1685mにある山頂駅へ行き、そこから茶臼岳へと登る。
右側に見え始めた美しいピークは朝日岳。茶褐色の荒い岩尾根が男性的な山である。
程なく山頂に到着、みんなで記念写真を撮った(私は影で参加)。
眼下に峰の茶屋跡の建物が見え始めた。峠の向こう側は三本槍岳方面まで険しい峰が続いていた。
峰の茶屋跡までは行かず、前方を左にUターンして茶臼岳の北側へと回り込む。
北側の山腹には葉を落とした木々と紅葉が混じって何とも綺麗な景色だ。
茶臼岳のトラバース道を暫く歩くと眼下にはひょうたん池が見え始めた。
木道を歩く人が小さく見える。
こちらは緑と紅葉の色が適度に混じって綺麗な模様となっていた。
茶臼岳の真裏まで来ると荒々しい噴煙が上がっていた。
噴煙のすぐ下側を通過したとき、地面を触るととても熱く、速足で通り過ぎる。
噴煙を過ぎたところで振り返ると今まで歩いてきたトラバース道が一望された。
山頂駅の反対側にある牛ヶ首に到着。こちら側から見た茶臼岳は非常に荒々しい姿である。
牛ヶ首から姥ヶ平へと150mほど下った所にある木道でひょうたん池へと向かう。
ひょうたん池はビックリするほど小さかった。池に映った茶臼岳はどっしりとして威厳のある山容に見える。
青い空と茶色の峰々に山吹色の紅葉が色を添えて何とも美しい景色である。
姥ヶ平から牛ヶ首へ戻る途中、見上げると噴煙を上げる荒々しい茶臼岳の凛々しい姿が見られた。
さっき歩いたトラバース道を戻る。
遠くに見えるのは燧ケ岳だろうか、遠くに見える山の事を思いながらのんびりと歩いた。
歩きている道は殺伐とした正に活火山の石の道だけに、対照的な風景に余計魅了されてしまうのかも知れない。
朝日岳、今回は登らなかったが何時か再訪してみたいと思いながら下った。
那須岳ロープウエイ山麓駅でロングコースを歩く二人の仲間を待つと、程なく健脚の二人と無事合流。
その夜は那須温泉の宿に泊まり、仲間と共にのんびり温泉と夕食を楽しんだ。
翌日は渋滞を避けて早めに帰る予定だったが、折角なので平成の森ビジターセンターからのんびり歩いて駒止の滝を見に行こうという事になった。
途中現れた、赤い葉の大木が綺麗だった。
そして最後に行きついた紅葉の駒止の滝は本当に素晴らしかった。
年に一度の団体山行、これはこれで楽しいものである。
元気でいられる限り継続したいと思う。
<茶臼岳ルート&標高データ>
帰路は電池切れの為、峠の茶屋までのデータとなっている。
今回の歩行時間データ等は参考にならないので割愛した。