美ヶ原(スノーシュー)

2017年2月14日 美ヶ原(スノーシュー)

美ヶ原 王ヶ頭への坂道

美ヶ原 王ヶ頭への坂道で上を見上げると真っ青な空が眩しかった

今年は細君もスノーシューで歩いてみたいというので晴れ間を見て美ヶ原へ出かけてきた。
この時期は晴れていればアルプスの展望が素晴らしいと聞いていたので期待して出かけたものの、残念ながら雲が多く展望はあまり良くなかった。
それでも当地の天気は良く、真っ白になった広い雪原の中、青い空に向かって歩くのは気持ちが良かった。
139-04
6時ごろ出発、圏央道経由で中央高速岡谷ICから国道142号線へと入り最後は県道178号線を登ると程なく山本小屋に到着した。
この時期はビーナスラインが冬季閉鎖中なので自家用車ではこのルートでしか行く事が出来ないらしい。
県道178号線はかなり斜度がある上、凍結しているとスタッドレスタイヤだけでは登れない心配があるので一応チェーンを持参してきたが、登りは何とか無事到着出来たので一安心した。

 

山本小屋脇の駐車場に車を止めて準備を整え、小屋でトイレを借りると早速出発である。

スノーシューは細君に貸したので私はワカンをザックに括り付けた。

夏道添いを歩き始めると周囲は雪原の白と青空の2色しかない別世界となった。

南側に広がる蓼科山や八ヶ岳の上部には厚い雲がかかっていた。

雪はあまり深くないのでツボ足で歩き始めると直ぐに美しの塔に到着した。

私は久しぶりの再訪、遠い昔すぎてあまり記憶に残っていないが、ここからスタートして夕方に車山のコロポックルヒュッテ到着、そのまま宿泊した事を思い出した。

王ヶ頭に向かうと大きな谷を越えて登りとなる。スノーシューやワカンで歩いた足跡が無数に残っている。

登り始めて上を見上げると青い空が眩しい。

でも綺麗なコントラストである。

細君も雪の感触を楽しんでいる様子だ。

どこまでも続く優しい曲線を描いた雪原が続く。

ここまで来るとスノーシューにも慣れてきた様子だ。

私のスノーシューは幅狭の女性用を選んでいたので細君には丁度いいらしい。

王ヶ頭ホテルに到着。

美ヶ原高原の看板の前で。

ホテルの裏側には王ヶ頭の石碑が立っていた。

ホテルでコーヒーが飲みたいという細君を置いて私は王ヶ鼻まで足を延ばすことにした。

王ヶ鼻は王ヶ頭から1Kmほどの所にある。

北西側に突き出た展望台となっていて、晴れていれば北アルプスの絶好の展望が得られるはずだが、今日は残念ながら何も見えない。

こちらは南側の山々。

眼下に広がっているのは松本の町だろう。

王ヶ頭ホテルの前からは沢山の宿泊客を乗せて雪上車のツアーが出発を待っていた。

王ヶ頭ホテルの前で。

同じ道を帰る頃、北側から険悪な雪雲が俄かに襲ってきた。

まだ日が当たって輝いている手前の白い木々のすぐ後ろからは真っ黒な雲が迫って来ていた。

あっという間に王ヶ頭ホテルも雲に飲み込まれる。

呆然と雪雲を見る細君。

幸いそれ程厳しい風雪とはならず程なく美しの塔に戻って来られた。

先程の雪上車ツアーが迫ってきたので、その前にとばかりに細君が塔の鐘を鳴らしに。。。

雪上車から宿泊客が一斉にどっと出てきたので、ツアー客の様なふりして一枚撮った。

お客さんの一人が細君を見て「これ私もやりた~い」と言っていたのが面白かった。

駐車場へ戻る途中、あっという間に晴れ間が戻りあの真っ青な空が出てくると、再び気持ちも明るくなった。

帰り道、国道までの道はかなり滑りやすかったものの、何とかスタッドレスのみで降りることが出来てラッキーだった。この時期雪の状態によっては危ないのでチェーンは持参した方がベターだと思った。

のんびりした雪遊びが出来て、私も細君も楽しい一日となった。

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<今回の歩行ルート>

<標高データ>

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