2009年12月25-27日 冬の燕岳(前半)、同行者5人

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朝日に赤く染まる燕岳

今シーズンは東北の山でBCスキーを思う存分楽しみたい、しかしスキーとは言え東北の冬の山に入るには経験が浅すぎる。昔の経験は既に風化していて当てにならないので、地元の山岳会への参加なども検討したのだがどうも敷居が高く、思い切ってフリーのガイド登山に参加してみる事にした
ガイド登山が盛んなアルプス界隈で調べた結果、燕岳登山の募集が見つかったので参加したのだった

冬山はどこも厳しいが、どちらかと言えば初心者向きである事や何より滑落や雪崩などの可能性が比較的低い事が自分の求める条件と合致していた
実はこの事はかなり前から頭の中で計画しており、今年の始めから装備の準備や訓練を兼ねた登山を実行してきたのだが、遂に実践する機会がやってきたのだ

今回のコースと時間
12月25日:宮城ゲート(12:00)-中房温泉(15:50)泊
12月26日:中房温泉(7:30)-富士見ベンチ-(10:30)-合戦小屋(11:20)-合戦沢ノ頭(12:40)-燕山荘(14:00)-燕岳山頂
12月27日:燕山荘(7:30)-中房温泉(10:30)-宮城ゲート(14:20)

集合場所である穂高駅に向かう為、クリスマスイブの24日夜に仙台発松本行きの夜行高速バスに乗った
このバスは来年早々には廃線となるらしい、仙台からアルプスに登山するには最適なバスなのに、、残念だ
早朝、松本駅バスターミナルに到着、JR松本駅でコーヒーとパンを食べたりして時間を調整して11時の
集合時間前に穂高駅に移動した

中房温泉までの林道は冬季の間は閉鎖されていて車は入れない為、
今日は宮城ゲートから中房温泉までの約12Kmを歩かなければならない
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約2時間くらい歩いて信濃坂を越えたあたりで合戦尾根が見えた
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結局約4時間かかってようやく中房温泉に到着、懐かしいポストの前で
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今夜の宿泊先、中房温泉
今日はここまで、ゆっくり温泉に入って鋭気を養っておこう
そんなつもりだったが、明日の登山の事が気になってよく眠れなかった

<26日>
次の日、最初からアイゼンをつけて朝7時半に中房温泉を出発、
第1ベンチ、第2ベンチと、各ベンチで小休止を取りながらゆっくり登った
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第2ベンチ
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急な登りでは息が切れているので、平坦な場所で写真を撮った
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約3時間後、富士見ベンチに到着
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合戦小屋にて
ここまでは林間だったので穏やかに登れたが、合戦小屋あたりからは風を受け始める
これから午後にかけて天候は回復するはずなのだが、まだ周辺は厚い雲に覆われていた
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合戦尾根の頭に到着
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周辺の山々が薄っすらと見え始めた
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尾根を1時間も歩いていると、予想通りどんどん天候が回復してくる
しかしまだ風は強い、高度が高くなってから風雪となったらさぞかし厳しいことだろう
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急な尾根を慎重に進む
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尾根での小休止
トレースから外れて歩くと腿あたりまでズボッと入ってしまう
ずっと先の丸い尾根上に別のパーティが、更にその上に小屋が見えてきた
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尾根の最上部は強風で雪が舞い上がっている
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14時、遂に燕山荘に到着
しかし強風のため、ここから燕山荘の玄関前までの数十メートルの移動が大変だった
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燕山荘の玄関前に着くと、正面に美しい燕岳が見えた
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雪の白と岩のグレー、斜めに当たる日差しによる陰影がミックスして何とも美しかった
燕山荘に荷物を置いて、早速燕岳に登りに向かった
天候は回復してきたが、風は益々強くなるばかりだ
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西側を見ると、雲の中から槍ヶ岳の姿が見え始めた
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イルカの様な大岩
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他に数人の人が燕岳に向かっていた
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遂に槍ヶ岳から穂高岳方面まで見渡せた
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ズームで槍の穂先を撮影してみた、かなりの強風が吹いている
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歩いてきた燕山荘方向を振り返る
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燕山荘
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遂に燕岳頂上に到着
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北燕岳方面に続く尾根
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燕岳から連なる大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳
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北アルプスの主峰群
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清水岳方面
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正面の大きな尾根に見えるのは野口五郎岳?
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強風が吹く中、素晴らしい景色を見ながら燕山荘に戻った
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燕山荘前より
夕日がかなり傾き始め、周りの山々がいっせいに赤く染まり出す
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夕日を受けて赤く染まる燕岳
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夕日に染まる槍ヶ岳
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夕暮れが迫る野口五郎岳、烏帽子岳方面
正面には裏銀座縦走路の山々が連なっている

何処までも続く長い稜線がとても綺麗だった
いつかあの広大な縦走路を歩いてみたいと思った
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日が沈み、全てが青い世界に変わっていった

燕岳の往復は物凄い強風だったし、岩稜での緊張と素晴らしい景色をみて
興奮したせいか、山荘に着いた頃にはとても疲れていた
それでも登り切れたことや素晴らしい景色を思い出すと満足感で一杯だった
夕飯の後、この日は早々に床についたのだった

「冬の燕岳(後半)」へ続く