剱岳&立山縦走(Day1:室堂~剱沢)

2017_9_24-26 剱岳&立山縦走(Day1:室堂~剱沢)

剣沢キャンプ場に着くと、早速剣岳が正面に見える一等地にテントを張った。

9月も後半に入り、紅葉のベストシーズンを迎えようとする時期となったのに天候はさっぱりな日々が続いていた。

毎日天気予報をチェックしていると、漸く3日間晴天が続くのを発見、そそくさと登山準備を開始した。

当初は後立山方面をテントで縦走しようと目論んでいたのだが、どうやら日本海側の方が晴天率が高い様なので急遽目標を剣岳へと変えたのだった。

剣岳方面へは2012年の秋に剣沢から池の平を経て欅平までのロングトレイルを縦走した事があったが、剣岳のピークを踏んだ事がなかったので丁度いいチャンスでもある。

今回は剣沢キャンプ場で2泊し、剣岳を登った後はテントを担いで別山、真砂岳、大汝山から雄山へと立山連峰を縦走してみた。

幸い天気予報通り3日間共に終日剣岳の山頂が見え続ける程の晴天に恵まれて、剣岳の険しい岩稜と草紅葉に彩られた室堂、立山の絶景の中を歩く事が出来た。

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<Day1:室堂~剣沢>

室堂ターミナル(9:15)→みくりが池(9:30)→雷鳥平(10:00)→別山乗越(11:45)→剣沢キャンプ場(13:00) 泊

日曜日のこの日、早朝に扇沢に着いたが市営駐車場は既に満杯で仕方なく扇沢駐車場に止めた。

しかし室堂へ向かう始発のトロリーバスの乗り場の列はまだそう長くなく黒部ダムを経由してロープウエイに乗り継げば、あっという間に室堂に到着した。

ここの湧き水は美味しいのでプラティパスに1L確保して出発する。

大日岳方面を見ると手前のチングルマの紅葉が美しく、青い空に稜線がクッキリ見えて素晴らしい景色だ。

みくりが池には立山の山並みがクッキリ映っている。

地獄谷との組み合わせでも美しい景色が続く。

雷鳥荘が見えた。

雷鳥沢のテント場が見え始めた。流石に紅葉時期だけにテントの数はそこそこである。

テント場を通過中。ここのテント場は広いのでまだまだ余裕がある。

紅葉にはまだ少し早い感じだが一部のナナカマドは良い色に染まっていた。

ここからが長い登りになる。

2時間近く登ってきた。振り返ると室堂から歩いてきた道の全容が俯瞰できた。

こちらは立派な山容の奥大日岳。

最後は息も切れ切れで登ってくると漸く剣御前小舎に到着できた。

沢山の登山者が休憩していた。

別山乗越からは剣岳が見え始める。

剣沢に向かって正面左側のルートを下り始めると、正面には後ろ立山の稜線が見えた。

眼下に剣沢キャンプ場が見え始めると剣岳が迫ってくる。

日曜日だけあってテント数はそこそこあるがそれでも剣岳が正面になる一等地にテントを張る事が出来た。

この後、管理小屋に手続きに行くと、水場やトイレなどの説明を丁寧にしてくれた。

私が宿泊する明日がこのキャンプ場の最終営業日となるらしい。

前回来た時には10月に入っていたので既に営業は終了していたが、ホースから沢水が出ていたので助かった覚えがある。

今回はテント場の至る所で水が出ているし、トイレもバイオトイレも開いていてすこぶる便利である。

テント場のすぐ下にある剣沢小屋へビールを買いに走った。

何度も来るのは大変だし、水場で直ぐ冷やせるので2本購入。

のんびりお昼を食べて買ってきたビールを飲んでお休みモードに入った。

テントに寝そべると正面に剣岳が見えるなんて最高のロケーションである。

夕方になるとやや雲が目立ってきた。雲が纏わりつくと剣岳の険しさが余計引き立つ気がした。

日が傾く頃、富山側から差す日差しが陰影をつけて美しかった。

こちらは別山方面。

夕日が沈むまで刻々と変化する山の姿に見惚れていた。

やがて山頂付近が赤く染まる。

最後まで剣岳がクッキリと見え続けた。

明日の登山を想像しながら夕食を食べると間もなく訪れた夕暮れと共に眠りについた。

つづく・・・

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