御正体山&杓子山
2013年4月28-29 御正体山&杓子山
新緑と富士山の展望を求めて、テニス仲間と共に山梨の名峰 御正体山&杓子山を歩いた
二日間ともとても良い天気に恵まれて、久しぶりの山歩きを満喫出来た
新緑の時期の一泊山行はS脇君が毎年計画してくれているものだが
私は昨年参加できなかったので、久しぶりとなる
今年のメンバーは、S脇君、N橋さん、H澤さん、私の4名である
<今回のルートと時間>
4月28日 : 山伏峠(9:10)→標高1411m高圧線付近(10:20)→御正体山山頂(12:28)、昼食→峰宮(13:30)→御正体山山頂(14:00)→白井平分岐→白井平の宿 水越(15:45)
4月29日 : 内野の林道(9:50)→立ノ塚峠(10:13)→子ノ神分岐(11:40)→鹿留山(11:47)→子ノ神分岐(11:57)→杓子山山頂(12:20-13:35)→立ノ塚峠(14:34)→林道起点(14:45)
<御正体山>
北丹沢や西丹沢あたりに登ったとき、北西方向にどっしりとした
威厳のある姿を見せてくれる山が御正体山である
1700mに満たない標高ではあるが
裾野が広くて、地図で確認しても登頂にはかなり苦労しそうな気配がする山
ずっとそんな印象を持っていたのだが、、、
28日の朝、平塚からR246を通って金時神社を過ぎる辺りでR147に入り
明神峠から三国峠を通って山中湖東岸に出る何時のもコースを辿った
三国峠を下り始めると、富士山と山中湖が見え始める
ここは何時来ても、その美しい景色に目を奪われる場所だ
この日は山中湖の向こう側に南アルプスがよく見えた
富士山は5合目より下まで真っ白な雪をまっとっている
道の脇にはまだ山桜が咲いていた
青い空に桜の桃色が映える
雪をまとった富士山と南アルプス連峰
美しい山中湖と青空に映える山桜に出会えて
4人とも一気に楽しい気持ちになってしまった
山中湖を過ぎて道志道に入れば
今夜の宿は近かったが
民宿 水越の看板は風で壊れていたので直ぐに発見出来なかった
迷った末ようやくたどり着く
数年前の秋、ここを左に折れて甲相国境尾根を菰釣山方面に行った事があった
今回は右に曲がって御正体山へと向かう
明るい朝日の中を歩くのは気持ちがいい
花が咲いていないのが寂しかったが
暫く急登すると展望が開けた
連なる山々の向こうに白い南アルプスが光っている
ここからも富士が見えた
正面は明日登る予定の杓子山である
途中、中の岳、前の岳という、標が無ければピークがはっきりしない山を通過した
この間、かなりの急登で
フクラハギは伸びるし、呼吸はぜいぜいする
もう我慢できないと思っていると、突然なだらかな尾根になる
この繰り返しで、気がつくと何となく登ってきてしまう
このコース、長いがなかなか出来の良いコースである
苦しい最中、かわいい新緑を見つけた
最後の登りで見つけた
山頂で昼食を食べた後、
S脇君と私は軽い気持ちで腹ごなしとばかりに
三輪神社方面にある峰宮まで行ってみる事にしたのだが
予想よりかなりの下りが続いた・・・(汗)
峰宮
峰宮のベンチからも富士山が見える
とって返して斜面を登り返す
頂上に着くと、誰も居なくなっていた
ベンチで仰向けになって空を見上げたら
白い雲にポッカリ穴があいて青空が眩しかった
南側には道志村と見慣れた丹沢山塊が広がる
途中で先行の2人に追いついて谷をトラバース
白井平に近づくと清流に沿って進んだ
午後の日差しが谷間の林間に射し込んで綺麗だ
名前は不明だが花が少ない谷間を明るくしてくれる
スミレも沢山さいている
山に囲まれた宿からはこんな長閑な風景が見られた
<杓子山>
湖面に浮かぶ一艘の釣り船と富士山が美しい
立ノ塚峠に向かう林道の途中に駐車して林道を歩く事にする
20分ほどで立ノ塚峠に到着
ここからは左の尾根伝いに登る
のどかな尾根を歩く
暫くするとじょじょに急坂になった
ここでも山桜に出会えて嬉しい
更に急坂になり、遂に鎖場まで出現
でも景色や花に癒される道だ
黄色いスミレ
仲良く咲いている
暫く急登すると鹿留山への分岐に着いた
例によって、S脇君と私だけが鹿留山へ寄り道する
鹿留山では大きな木が出迎えてくれた
目面しい黄色のスミレの群生が見られた
杓子山の頂上
眼下を見るとハングライダーが飛んでいる
何処かに飛び立つ場所があるのだろうか
頂上でS脇君と私は車に戻る為に引き返す
N橋さんとH澤さんはそのまま縦走して鳥居地峠へ下ったのだが
この日は何と途中で野焼きが行われていて下るのが大変だったらしい
人影が無くなった帰り道で
小鳥たちが登山道を行った来たりして遊んでいた
写真では見難いが、中央に綺麗な小鳥が写っている
何ていう鳥だろうか、お腹が黄色で背中がブルーの綺麗な小鳥だった
急坂を下るS脇君
車に戻って鳥居地峠に着くと、暫くして二人が下ってきた
良く晴れた二日間の長閑な山旅が終わった
来年は何処に行くのかな、それを考えるのも楽しいものである