乾徳山(けんとくさん)
2015年9月12日 乾徳山(けんとくさん)
身内に不幸があったり悪天候が続いたりしてずっと山へ行く事が出来ず悶々とした日々を過ごしていたところ、S脇君から登山のお誘いがあった。
S脇君は黒岳へ登った時山梨の登山者と出会い、山梨県でお勧めの山という事で乾徳山を紹介されたそうで、今回はその乾徳山へと登る事になった。
乾徳山を調べてみると森林あり草原あり、岩場ありと三拍子揃った人気の山という事が分かった。しかも麓の徳和からの累積標高差約1300m、往復7時間半と結構登り甲斐がある山である。
当日は朝6時に平塚を出発、混雑が予想される中央高速を嫌って御殿場、河口湖経由で塩山方面へと向ったのだが、結局到着時間はかなり遅く9時大きくを過ぎてしまった。
相談の結果、日が短くなってきた時期でもあり徳和の登山口ではなく中腹に隣接した大平高原からの往復に変更する事になった。
道満尾根を暫く登ると東側に大菩薩方面の山並みが見えた
急な登りを丹念に登っていくと突如森林から草原地へと抜けだした
正面に見える乾徳山を目指して草原を行く
この気持ちが良い草原は国師ヶ原というらしい
草原の中にポツンと置かれた様に鎮座する月見岩
更に大きな岩が連続し始めた
中央やや奥にある黄緑色の平らなところが出発した大平高原である
この様に歩いてきた道程が見えると歩き甲斐がある
甲府盆地全体が見える、こう見ると甲府って結構大きな町だなーって思う
西の空には険悪そうな雲が迫りつつあった
今日は晴れ予報だったのに、急がないと降られるかも知れない
こんな岩場が出現
足がかりはあるが結構滑る岩だし高度感もあるので慎重に登った
途中から余裕を見せるS脇君
登り出しは平らな岩盤なので鎖を使わないと登れそうもないし、結構高度感もある
右手に迂回路もあるのだが、皆さんあえてこの鎖場に挑戦していた
それにしても評判通り、変化に富んでいてなかなか楽しいコースである
乾徳山頂上に到着
適当な場所を見つけてゆっくり昼食を食べた
食事をしている間に岩場の頂上には次第に人が増えて満員状態になった
結構若い登山者や女性も多く、本当にこの山は人気の山だと知った
こんな岩を見るとちょっと座ってみたい衝動に駆られる
そんな危険な行為は止めて混雑する頂上を後にした
暫く下って頂上付近を振り返る
上部に登っている人の姿が見える
花の盛はもう終わっていたが、足元には幾つかの可愛い花が咲いていた
国師ヶ原まで戻って一休み
ここでは爽やかな草原の風が吹いていて気持ちが良かった
高原ヒュッテ方向に下り始めるとススキに覆われた道となる
ススキの上部にはさっきまで居た乾徳山と青空が見える
ススキと青空、風の動きが感じられるすじ雲、私はこんな風景が好きだ
高原ヒュッテ
気持ちが良い広場に立っていた白い避難小屋にはトイレもあり、緊急時には10人以上宿泊出来そうな綺麗な部屋があった
乾徳山は、コナラの森や爽やかな草原と適度な岩登りが楽しめる文字通り人気の山だった。
今回のコースは往復でも4時間程度と時間がかからず、テニス仲間の山友たちに紹介したらきっと喜ぶだろう。
途中にある「ほったらかしの湯」に寄って汗を流してのんびり帰った。
もう少し若かったら一緒に登りたくなりました。遊び程度ではお湯を沸かし、カップめんを食べ、テントに寝たこともありますが、本格的な山登りは出来ずじまいでした。佐々木さんが羨ましいかぎりです。
画面を大きくする事が出来るようになって、iPad で文字も写真も見やすくなりました。
宮田さんの体力と運動神経ならまったく問題ないと思います。今回の大平高原からの往復なら昼休みを除いて4時間程度なので、十分大丈夫です。
テニスや四方山大学の仲間にも大御所が沢山いらっしゃる事ですし、是非トライしてみては如何でしょうか。