石楠花が咲く天城山

2017年5月31日 石楠花が咲く天城山

万三郎山の尾根に咲く立派な石楠花

細君に誘われて石楠花を見に天城山へ出かけてきた。
薄曇りで霧が立ち込めていて遠景は見えないが、涼しくて花を見るには好都合である。
のんびり登ってヒメシャラやブナの大木の林を抜け、万二郎岳から万三郎岳へと差し掛かるとお目当ての石楠花の道が続く。
華麗な石楠花の花以外にもオレンジ色の天城ツツジや紫色の三つ葉ツツジ、ちっちゃな可愛いドウダンツツジなど沢山の花が楽しめた。
やっぱり天城は花の時期が素晴らしい。

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伊豆の東海岸沿いを走って伊豆高原から天城方面へ曲がるとやがて天城高原GCの駐車場に到着。

既に数台の車が止まっていて、何人かの登山者が登る準備を始めている。ここは立派なトイレもあって便利である。

早速、目の前にある登山道入り口から歩き始めた。

駐車場の前にある天城縦走路登山口。

最初は大きな雑木林の中を歩く。

ときおり、淡いオレンジ色の天城ツツジが現れた。

このツツジは形も色もとても優しい感じで、緑一色の林がとても明るくなる。

緩やかな坂を登り、一旦下った所に四辻があった。

そこには何人かの人が休憩していた。

次第に急な坂道になって息が切れる。

この辺りはすべすべした木肌のヒメシャラが目立つ。

深い森がときおり開けるが生憎キリが立ち込めていて遠望は利かない。

アマギツツジの道を進む。

この辺は馬酔木のトンネルだ。もう少し早く来ていれば馬酔木の花がさぞ綺麗だったろう。

万次郎から万三郎へ続く道に入ると石楠花が目立ち始めた。

何とも言えない優美な花に見惚れてしまう。

次第に天城らしい太いブナの森の中を進む。

こちらはやや白い花だ。木によって微妙に色が異なっていて見ていて飽きない。

高山で見る石楠花は比較的低木だが、ここ天城の石楠花はとても立派な大木だ。

大きく育った石楠花の下を歩く。

深いブナの森は何とも言えず気持ちがいい。

林の中にひっそりと咲く真っ白なギンリョウソウを見つけた。

こちらはピンクの濃い石楠花。

万三郎岳に到着、沢山の登山者が休んでいたので写真を撮ってもらう。

下山は周回ルートを取った。途中咲いていた可愛い花だが、名前が分からなかった。

ドウダンツツジも色々な色合いの木があって楽しめる。

登山道わきをアサギマダラが舞っていた。

八丁池方面への縦走路を右へ曲がって四辻方面へと帰る。

ウコンウツギの花が咲いていた。

下山ルートは新緑と落ち葉のトラバース道となる。

しかしこの道はかなり長く、展望もないし花も咲いていないのでとてもつまらない。

時間的にはあまり変わらないので万三郎岳からピストンしたほうが良いかも知れない。

登山道入り口へと帰ってきた。

想像以上に立派な天城石楠花とツツジは素晴らしくて大満足の山行となった。

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<ルートと所要時間(参考値)>

天城高原GC(8:00)→四辻(8:30)→万次郎岳(9:35)→万三郎岳(11:40-12:00)→八丁池分岐(12:10)

→四辻(14:45)→天城高原GC(15:00)

<今回歩いたルートと標高データ>

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