湘南平散策(コロナ禍の日常)
今年に入って早々に発生したコロナウイルスの問題は日を追う毎に蔓延しつつあり、スキーはおろか登山もテニスも自粛することにした。
しかし何もせずに家に篭っていると運動不足になってほかの健康問題に繋がりかねないから、極力毎日から歩く事にしている。
相手の姿が見えない現状で無暗に行動することは、登山で言えば悪天候の予報の中を雨具を持たずに登頂を目指すのに等しい。
幸い全世界的にコロナウイルスへの対策が進められており、うまくいけば数か月先には有効な薬が承認される可能性もある。
だから今は、これを信じて自粛すべき時と判断している。
こんな状況の中、幸いにも自宅から歩いて行ける高麗山に向けて、ほぼ一日おきに出かけている。
高麗山の東端にある高来神社まで歩き、ここから高麗山、八俵山を経て湘南平まで尾根を歩いた後、大磯へと下り国道から海岸方面へと周回すればトータル約13Km程の最適なハイキングルートなのである。
しかも登山口からは男坂、女坂、ショートカットルートなど様々なルートがあり、下山ルートも複数あるのでその日の天候や調子によって色々なコースを選んで歩ける。
そろそろボタンの花も終わりの様で、登山道にはたくさんの花が落ちていた。
途中の展望台からは大磯の海が光っているのが見えた。
高麗山から湘南平へと続く尾根道に出ると時折走っている人と出会う。
ところどころで春らしい花が見られて楽しい。
誰かが植えたものだろうか水仙の花が沢山咲いていた。
こちらの人たちはすごいカメラで野鳥を撮影しているらしい。
庭に咲いているような花々が沢山咲いていた。
湘南平から見える湘南の海岸線と三浦半島。三浦半島のさらに遠方には房総半島も見えている。
西側には小田原の街並みと箱根の山々。その南側には真鶴半島、伊豆半島が続く。
この日は良く晴れていて南側には大島が遠望できた。
残念ながら富士山には少し雲がかかっていた。
北側には大山、丹沢山塊が連なって見える。
湘南平のレストハウス上部の展望台からの景色。
平塚の街並み。
ここでコーヒーを入れて軽食を食べてから下るのが日課になっている。
健康の為にと歩き始めた新たな日常だが、以前よりより良い睡眠がとれるようになり体脂肪率が減少したり血圧も安定しており、むしろ健康に良い事に気づかされた。
一方、人との関りは激減してしまい閉塞感は増している。この様な状況は精神衛生上は決していいとは言えない。
やはり早くワクチンや治療薬が開発されて以前のような生活に戻れるようになってほしいものである。