春の風薫る曽我の丘陵を歩く
2016年2月11日 春の風薫る曽我の丘陵を歩く
昨年歩いた曽我丘陵が素晴らしかったので、今年も同じ日に細君と曽我丘陵を散策してきた。
前回はJR東海道線の国府津駅から歩き始め、菅原神社の脇から曽我丘陵に入って六本松跡を経由していこいの村までのロングコースを歩いたが、今回は高山を過ぎた辺りを左に折れ、満開の曽我梅林でちょうどこの日に開催されていた流鏑馬の神事を見学した。
この時期の曽我丘陵のミカン畑にはまだ沢山のミカンが重たい実をつけていて最後の収穫を待っている。その畑の周りには菜の花や山桜、そして何といっても満開の梅が咲き乱れていて、時折吹く冷たい風の中にも花の香が漂ってくる。更に花の向こうには、朝日に輝く太平洋や白く輝く富士山を眺める事もできる。こんな素晴らしい桃源郷を散策できるのはこの時期ならではの小さな楽しみの一つと言えるだろう。
流鏑馬を見るのは初めての経験だったが、疾走する馬の迫力とその馬を繰りながら矢継ぎ早に射る射手の巧みさを目前に見てすっかり感動してしまった。梅林の美しさもさることながらお祭りの様な屋台が立ち並ぶ道を散策するのも楽しかった。
国府津駅を9時ころ出発して線路沿いの小道を西に向かい、途中のトンネルを通って線路の北側へ抜けると曽我丘陵の入り口に辿り着く。
町のHPには菅原神社からの道が紹介されていたが、神社にお参りしないのであればこの道が最短で便利だ。
六本松跡への標識
南側に開けた場所に出ると、朝日に輝く相模湾と沖には薄っすらと大島の影が見えた
天気がいいので沖には沢山の船が出ている
高度が増すと左に相模湾、右端に富士山が一緒に見えるようになる
途中、山桜の大木に出会った
時期的にはかなり早咲きだがピンクの花が綺麗なので写真を撮ってもらった
途中、農家の人が採れたばかりのミカンを売っていた
一袋100円で色々な種類のミカンやポンカン、レモンなどが並んでいたので、種類の違うミカンを2袋買ってリュックに入れた
小田原湾の向こうには真鶴半島や伊豆半島が綺麗に見える
高山を過ぎると梅の畑が多くなってきた
ミカンと梅と富士山が一緒に並ぶ
梅林の中を進むと梅まつりで人がごった返していた
屋台の中を歩いた
こちらは枝垂れ梅
梅林の西側に設置された流鏑馬の会場の一角に座ってお昼を食べながら待つっていると
12時過ぎから神事が始まった
神主さんを先頭に行列が進む
今回は女性の射手が3人含まれていた
次々と矢を射る勇壮な射手の姿
このルートに毎年訪れるリピーターも多い様だがまったくもって頷ける魅力がある道だ。
苦しく困難な登山もやり遂げれば達成感で幸せになれるが、時には小春日和の中こんな桃源郷を散策するのも良いものである。
青い空に紅梅、白梅、黄色いみかんそして白い富士、いい風景です。
素晴らしい写真に誘われて、私も来週に行ってみようと思っています。
宮田さん、おはようございます。
そうなんですよね、曽我丘陵と梅林は春が来ている事を感じさせてくれる要素がつまっていて、毎年この時期になると歩いてみたくなります。
宮田さんも是非歩いていただき、今度お会いした時にでも聞かせて貰えると嬉しいです!