毛無山～鬼ヶ岳縦走（山梨県）
２０１６年１１月１２日 毛無山～鬼ヶ岳縦走（山梨県）
雪頭ヶ岳まで来ると、深い藍色に染まった西湖と富士山が目の前に見えた。 ほのぼのとした景色に何だかとても癒される
今週はS脇君と西湖の北側に位置する毛無山から西に連なる十二ヶ岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳を縦走してきた。
雲が多くて富士山をすっきり見る事が出来なかったのは残念だったが、十二ヶ岳辺りの長い鎖場の通過などは面白く、途中の紅葉風景や眼下に見えた蒼い色の西湖を始め、東側遠方の山中湖や河口湖、西側には本栖湖などの富士五湖が良く見えて楽しめた。
今回は河口湖と西湖の間にある文化洞トンネルを西湖側に出て直ぐの集落にある駐車場へ車を止めて毛無山に登り、十二ヶ岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳、雪刀ヶ岳と縦走して根場へ下山した後バスで駐車場へ戻る周回ルートを辿った。
駐車場への小さな標識に従って進むと集落の中にある古い公民館の跡地に駐車場が新設されていた。
車を止めて直ぐに出発したものの、駐車場から毛無山へ登る登山口が直ぐには見つからず暫く右往左往してしまったが、地図の方角を頼りに墓地の中の坂道を辿って無事登山道へ入る事ができた。
下山後出会った地元の人の話では、駐車場を整備したものの登山口への案内板は未整備なので迷っている登山者が多いとの事、トンネルの東側にも駐車場がある様だが周回するにはこちらの方が便利なので今後整備されれば当駐車場の方がベターだろう。
墓地の間を登って行くとやがて正規の登山道へと入る事が出来た。
気持ちよい落ち葉の道を進む。
尾根に出ると紅葉樹が美しかった。
オレンジや黄色の紅葉に緑の針葉樹が混じってとても綺麗だ。
尾根の途中にトンネルの東側にある長浜からのトレイルとの分岐があった。
ほどなく毛無山山頂に到着。
富士山と眼下の西湖が半分くらい見える。
先には特徴的な形の十二ヶ岳と思われるピークが見えた。
時々かなりの落差がある鎖場が現れるが足場も良いので問題ない。
正面にまた急な傾斜のピークが現れた。
谷の部分に掛けられた橋を渡る。ここは変化に富んでいて飽きないルートだ。
北側には破風山や黒岳へと続く山並みが見える。
十二ヶ岳に到着すると山頂は狭いながら何人かの登山者が休んでいた。
正面の富士山は雲で覆われている。
すぐ下には西湖、遠方に微かに光っているのは本栖湖だろうか。
正面のピークはこれから行く金山、右奥のとんがりが節刀ヶ岳。
この辺りには茶色が美しいカラマツが多く見られた。
節刀ヶ岳の山頂でお昼を食べる事にした。
S脇君は何時もの様に具だくさんのラーメンを作る。
ご飯を食べながら富士山を覆う雲の変化を見るのも楽しい。
西湖の上に見える富士山の景色はなかなか良いな~と思った。
山頂が見えた瞬間を撮る。
こちらは十二ヶ岳と河口湖と西湖、遠くに山中湖が見える。ここから見ると湖の標高差が良く分かって面白い。
鬼ヶ岳まで来ると西側に連なる南アルプスが良く見えた。
甲府の街の向こうには雲がかかった八ヶ岳が見える。
こちらはや甲斐駒ケ岳、鳳凰三山や北岳、間ノ岳などが直ぐそこに見える。
本当に西側の展望は素晴らしかった。
南アルプスをじっと見つめるS脇君。
南側を中心にパノラマ写真を撮ってみた。
北岳と間ノ岳をアップしてみるとまだ雪は少ない様だ。
双眼鏡を取り出して何を見ているんだろう？
鬼ヶ岳から南側へ少し下って雪頭ヶ岳に出ると目の前に西湖と富士山の展望が開けた。
富士山を見るにはこれ以上ないと言うほどの展望台だろう。
二人で座って眺めていたご夫婦の姿が印象的だった。
紅葉の樹林の中を根場の里まで一気に下った。
下りきったところで雪頭ヶ岳方面を振り返る。
根場付近に展示されている古民家と木々の紅葉が綺麗だった。
12号線まで出ると直ぐに来たバスに乗って駐車場へと戻った。
＜今回のルート＞
＜標高データ＞
