秋色に染まる蛭ヶ岳 青根・姫次ルート

2010年11月6日 秋色に染まる蛭ヶ岳 青根・姫次ルート 同行者:S脇君

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宮ヶ瀬湖と蛭ヶ岳

ヘルニアの後遺症に苦しんでなかなか山に登れない日が続いていたが、落ち葉の絨毯を歩いて山頂から白い南アルプスを見ようとS脇君と一緒に蛭ヶ岳に登った
蛭ヶ岳は一昨年の11月の主稜縦走以来の再訪となるが、今回は丹沢北部の青根側からアプローチして姫次を経由する日帰りルートである

丹沢らしい表尾根も良いものだが、今回の蛭ヶ岳北部の主脈ルートは人が少なく静かで木々の色づきも良く、終止雰囲気の良い山歩きが満喫できた
ただ予想より雲が多く、残念ながら期待していた南アルプスの山並みを見ることは出来なかった

何時もの様にS脇君の運転で伊勢原街道から宮ヶ瀬方面に進み青根村落から釜立林道へと入った
林道に至るまでの道はとても1回では覚えられないほど複雑な細い道の連続だったが、流石に丹沢通のS脇君は何のためらいも無く運転して呆気なく釜立林道の終点手前にある登山口に到着したのだった

今回のルートと時間
釜立林道登山口(8:10)~八丁坂ノ頭(9:50)~姫次(10:10)~原小屋跡(10:45)~蛭ヶ岳(12:05)~昼食~(13:30)~原小屋跡(14:20)~姫次(14:45)~青根分岐~釜立林道終点(16:00)

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八丁坂ノ頭への登山口には駐車場が無かったが運良く路肩にあるスペースに駐車する事が出来た
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登山口から真直ぐ八丁坂ノ頭への直登コースへ進んだ
標識左側は釜立林道終点にある登山口から主脈稜線を経由して八丁坂ノ頭へ到達するコース
帰りにはこちらのルートで下山する事にした
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始めから急登が続く
登山口の標高は約650m程度、蛭ヶ岳が1673mだから標高差約1000mの登りとなる
急登のためフクラハギが伸びて痛くなったが、努めて同じペースで登る様にした
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鮮やかなオレンジ色の楓が見頃を迎えている
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約1時間40分の急登で漸く八丁坂の頭に着いた
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平坦な道に変わり、主脈稜線は良く整備されていて歩き易い
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程なく姫次に到着すると、単独行の人が2人休んでいた
開けた展望を見ながら暫し休憩していると
新たに単独の女性と80リットルはあろうかと思われる荷物を背負った若い人が到着した
ここは北丹沢の展望台となっていて素朴ながら休憩所としてとても良い場所である
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南側の唐松林の間からこれから登る蛭ヶ岳が見えた
蛭ヶ岳から西側には桧洞丸、同角ノ頭が連なって見えるが
残念ながら木の陰になってうまく撮影出来なかった
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南西には富士山が見える
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ズームして見ると上部の雪渓に登山道が確認出来る
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柚平山から伸びる紅葉斜面の向こう側には大室山、左奥には御正体山
我々は暫く景色を楽しんで姫次を後にした
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姫次から30分程度下ると、原小屋跡と呼ばれる広場に着いた
S脇君はここから約1分ほどの水場で水を汲んでくると言って下って行った
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これが丹沢のお気に入り、、、フワフワの枯葉の絨毯の道が続く
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こちらは淡い黄色の楓
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秋の優しい日差しに照らされて揺れる楓の葉
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左から桧洞丸、御正体山、大室山が並んで見えた
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こちらは青い空に映える赤い楓
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蛭ヶ岳の頂上直下から振り返ると遥か向こうに姫次が見えた
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蛭ヶ岳に到着
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天気が良いので沢山の人がベンチで休んでいる
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S脇君は最近の定番のお昼メニューとなったパスタを作った、、
パスタをちゃんと茹でて、野菜と肉入りの本格的なイタリアンなのだ!
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ここも丹沢屈指の富士山のビューポイントだが、今日は雲が多くて残念
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主稜尾根
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南西側に玄倉川上流が丹沢北部まで深く切れ込んでいる
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秋の風物詩
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今朝通ってきた宮ヶ瀬湖
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北側焼山方面
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初めて使うカメラで西側の山々をパノラマで撮って見た
富士フイルムのHS10というカメラ、まだ使いこなせていないが中々面白い機能が満載されている
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珍しく約1時間半も山頂でゆっくりしてから下山を開始した
すっかり休んだせいか最初の急登の為かかなり足にきていてS脇君に追いつけなかった
単独行の様にマイペースで歩いていくと北丹沢の静寂の中で風の音だけが聞こえてくる
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原小屋跡に着くと、S脇君はふたたび水場に降りていた
後で聞いたらお湯割りとかコーヒーとかに使うと美味しいらしい
登りでは気がつかなかった赤い実が弾けている
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私のカメラは電池切れとなり、赤い実の木をS脇君が撮影してくれた

青根分岐から釜立林道終点までの最後の急坂では
かなり足にきていて何時もより更に慎重に下った
腰痛を抱えているので、きっと歩き方に無理があるのだと思う、、

しかしこれが11月かと思う程無風で暖かい
こんな一日をのんびり丹沢で過ごす事が出来て嬉しかった
暫くのあいだは体力を落とさない程度に
条件の良い日を選んで山に登ろうと思う

下山後、宮ヶ瀬湖畔の売店に寄って家族の人数分のヨモギ餅と
津久井の日本酒を買って帰った

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