丹沢 蛭ヶ岳(市原新道、白馬尾根ルート)

2011年5月4日 丹沢 蛭ヶ岳(市原新道、白馬尾根ルート) 同行者:S脇君

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丹沢 鬼ヶ岩付近にて
今年の1月に氷瀑した早戸大滝に訪れた時に昔の山岳部の先輩を思わせる人たちと出合った
その時の彼らが辿ったという道と同じコースを歩いて蛭ヶ岳に行ってきた

山は春たけなわ、あの時と違ってかなり歩き易いはずだが市原新道の登りはとても険しく、白馬尾根の下りは道が分かりにくかった
それでも市原新道上部では自然林の大木の中を小鳥の囀りや春の草花の咲く道程は美しく、とても静かで上質な山歩きが楽しめた

市原新道を登り詰めて蛭ヶ岳の頂上に出ると流石に多くの人が登ってきていたが、ゆっくり昼食を食べて景色を堪能したあとは鬼ヶ岩までの美しい稜線を歩いた
そして鬼ヶ岩から白馬尾根に入ると、そこはもう特別静寂に満ちた昔の丹沢を髣髴とさせる雰囲気を残していて、四季折々に訪れてみたくなる道が続くのだった

今回のコースと時間
早戸川林道 魚止橋付近(7:40)→伝道(7:52)→雷平(8:40)→雷滝(9:07)~市原新道~蛭ヶ岳(11:10~12:05)→鬼ヶ岩(12:28)~白馬尾根~雷平(14:15)→伝道(15:02)→魚止橋付近(15:15)

若干雲があるがまずまずの天気のなか、朝6時にS脇君にピックアップしてもらい一路宮が瀬湖に向かった
宮が瀬湖から早戸川林道を進み国際鱒釣り場入口付近にあるゲートに着くと、幸い今日は開いていたので丹沢観光センター先の魚止橋付近まで車で入る事が出来た

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伝道までは10分ほど林道を歩く
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カキドオシの花が可愛く咲いていた
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伝道に着くと1月には無かった相模原市の新しい案内板
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伝道を過ぎると切り立った山腹のトラバース道が続く
新緑が綺麗な季節になって周りの景色に気を取られるが
ここは左側にある河原まで約50m程の谷になっていて要注意だ
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前回は凍っていて渡れず長靴渡渉した一番目の小橋
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二番目の小橋
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早戸川左岸の高巻き  ここも落下に注意!
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ほどなく雷平に到着した
ここで早戸川は左の大滝と右の雷滝方向に2股に分かれる
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今回は右側の雷滝方向に進んだ
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雷滝は幅が広く、微風に乗って水飛沫が飛んできて気持ちが良かった
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右岸の急な坂道に取り付く、ここからいよいよ市原新道の始まりだ
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途中から見た雷滝の上部も迫力がある
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ここでもミツバツツジが咲いていた
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約1時間の急登の後、少し傾斜の緩い尾根に出てホットする
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時々小さなスミレの花が咲いていて癒される
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更に急登した後、雰囲気の良いブナ林の広い尾根に出た
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ブナの大木の前で
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前方の木にゴジュウカラがいた
この辺りで鶯と一緒にしきりに鳴いていたのはこの鳥だったのだろうか
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ひっそりと咲くキクザキイチゲ
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左手には三峰が聳えている
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更に進むと蛭ヶ岳から丹沢山方向へ続く主脈が見え始めた
最後の登りをつめると、ひょっこり蛭ヶ岳山荘裏に出た
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蛭ヶ岳山荘
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遥か下には宮が瀬湖が見える
上空には暗雲が覆ってきて怪しい雲行きだが何とか持ちそう
流石に人気が高いところだけあって
頂上では沢山の人が休んでおり、既にベンチは満杯だった
中には大倉やヤビツ峠から日帰り往復する強者もいる
我々は裏の背の低いベンチでのんびり昼食を食べた
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下山するころ山頂付近は雲に覆われ始めていた
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人通りの多い尾根道で見つけたコイワザクラ
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正面に鬼ヶ岩が見えてきた
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鬼ヶ岩にて
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鬼ヶ岩を過ぎてすぐに左に折れるとそこは白馬尾根の入口
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静かな熊笹の草原を進む
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暫く進むと眼下に早戸川や宮が瀬が見え始めた
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開けた枯れ草の野原で昼寝するS脇君
背後の尾根には雲が掛かっているがこちらは天気が良くて風が気持ち良い
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誰も居ないのでセルフで写真を撮った
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斜面に咲くアセビの花の群落
アセビの群落を抜ける辺りから道が怪しくなって少し迷いながら下った
しかし大きな尾根のピークを外さなければ大丈夫だ
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程なく雷平に到着
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氷った川も良かったが、新緑の中を流れる清流もまた美しい
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再び高度感のある巻き道を行く
数度渡渉を繰り返すと伝道に出た

登り下り共急勾配の斜面が連続するのでちょっと疲れるが、正味6時間半くらいの行程で丹沢最高峰である蛭ヶ岳を往復出来るし、上部稜線では終始雰囲気の良い静かな山歩きが出来る素晴らしいコースだった
但し、渡渉箇所が多いので、雨天の時は要注意である
これからはヒルのシーズンに入るので、今度は晩秋に訪れてみたいと思う

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