三浦アルプス南尾根縦走
2016年2月18日 三浦アルプス南尾根縦走
細君が歩いてみたいという三浦アルプスへ出かけてみた。
今回歩いたのは、相模湾側の逗子駅からほど近い仙元山から東京湾側の乳頭山へと続く三浦アルプスの中でも比較的ロングコースで約9Kmほどある南尾根縦走コース。
仙元山山頂からは相模湾に浮かぶ江の島や遠くに箱根や丹沢の山並みが一望出来、最後の乳頭山付近では東京湾や横浜、東京の街並が見下ろせた。
両山をつなぐ稜線歩きでは分岐や上り下りが思いの外多く、標高200m程度の山とはいえ結構体力を使うコースである。
又、今回は時期的に山道に咲く椿の花や田浦の梅林の梅が見頃を迎えていて楽しむ事ができた。
逗子駅の駅前には数人のボランティアと思われる観光案内の人たちがいたので、その内の一人に風早橋へ行くバス乗り場を教えて貰った。
我々のいで立ちを見て南尾根へ行くならと、バスを降りてから直ぐにある階段を登ると簡単に尾根に上がれると教えてくれた。
逗子駅から京急バスに乗り約5分、風早橋バス停で下車、トンネル手前の信号を右へ曲がるとすぐにボンジュールというパン屋さんがあった。
ここでお弁当用の焼き立てのパンやサンドイッチなどを購入、ついでにトイレもお借りして済ませておいた。
ボンジュール
逗子駅で観光案内の人が教えてくれた通り、トンネル手前まで戻りトンネルに向かって左側に切られた階段を登って行くと仙元山ハイキングコースへと無事合流できた。
教えて貰った階段を登る
直ぐに南尾根へ合流できた
暫く上ると展望が開けてくる
振り返ると眼下に葉山町と思われる街並みが見えた
更に相模湾に浮かぶ江の島、その遠方には箱根や丹沢山が連なって見えた
直ぐに仙元山に到着、ここにはトイレやベンチなどの施設があり休憩にはもってこいの場所だ
仙元山は展望も良く桜の名所でもあるらしいので、桜の季節にこの山だけに訪れるのも良いかも知れない。
階段を下り切ると今度は急な登り階段となった
京急が出している三浦アルプストレッキングガイドに乗っていた地図によれば、この階段は250段にも及ぶらしい。登り切った頃には流石に息も切れ切れになった。
その後、実教寺と観音塚との分岐に出た
この分岐は分かりずらいが左側へ直角に曲がるのが正解らしい
目指す乳頭山へはまだ3.4Km残っている
このコース、この様に標識は距離を含めてしっかりと整備されていて安心感がある。
だんだん藪らしき道へと変化して、時には竹藪を分け行く様な所もある
ピークを過ぎると下りに転じて椿の花のトンネルを進む
ほどなく乳頭山に到着した。
乳頭山を過ぎたところから振り返る
乳頭山には休めそうな場所がなく、山頂を過ぎたコル状の所で休んでお昼を食べた
この時思わぬハプニングが!!
頭上を飛んでいたトビに細君が食べていたサンドイッチをさらわれたのだ。
一瞬の出来事で、何が起こったのか分からぬまま上を見上げるとトビがサンドイッチを掴んだまま飛び去るのが見えた。
トンビに油揚げをさらわれたという話は聞くが、サンドイッチを持っていかれるとは・・・
さらわれて悔しかったのに、話しているうちに可笑しさが込み上げてきて思わず二人で笑ってしまった。
横浜横須賀道路の上を渡る橋だった
進行方向遠方には東京湾が光って見えていて、三浦半島を横断してきたという実感が沸いてくる。
梅園の入り口まで下ってくると、JR田浦駅はもうすぐそこだ
田浦駅から帰りの電車に乗り込んだ。
全長約9Km程度のトレッキングコースだったが、多くの分岐あり、急坂ありと変化に富んでいて面白かった。
色々な花の咲く時期を選んで歩けばまた別の楽しみ方が出来そうである。